ちょっと間が空きました。
が、先週はBOWIE WEEKでした。
まず1/31のDonny McCaslinらのトークショーへ。
なんか申し訳ないくらいBowieについての質問が多かったのですが、全然気持ち良く答えてくれるDonny、ナイスガイ。
『★』の後に作った今回のアルバム『Beyond Now』のタイトル曲、「Beyond Now」が、『★』には入らなかった「When I met You」にインスパイアされた曲だという話なども聞けました。
翌2/1、二度目のDAVID BOWIE IS…展へ。
別にBowieファンでもない妹を連れて行き、「多分先に出るから」と言われていたのですが、けっきょく同じくらい(3時間くらい)は中にいて、なかなか面白かったのか、ジギーの映画も観に行く、と言ってたり、Tシャツを買ったりしていたのが嬉しい誤算(?)でした。今回は私も「Bowie」ってホントに居たんだな、って感じられました。なぜか、というのは後ほど。
そして会場から歩いて、品川のCanonギャラリーでは鋤田さんのBOWIE & IGGYの写真展。見たことナイ(あるいは見たけど忘れてる)写真が幾つかあって、面白い。
で、夜はブルーノートのDonny McCaslinらのライブへ。
オフィシャルレポ。
DONNY McCASLIN GROUP with MARK GUILIANA, TIM LEFEBVRE, JASON LINDNER|LIVE REPORTS|BLUE NOTE TOKYO
たまたま真後ろにはヤッコさん、サエキさん、というグループが、そして真横にはMike Garsonがいる、という席だったのもテンション上がりましたが、もちろん何よりも彼等の演奏に心躍る。Mark Guilianaのライブを観るのは2度目だったけれど相変わらず、凄い。
前日のトークショーの静かな感じと打って変わって、本人が純粋にとても楽しそう。
Bowieの曲は「Lazarus」と「Warszawa」を。「Lazarus」のDonnyのT.Saxがあまりに感極まる感じの演奏で、「ああ、Bowieがいる、これが彼のやろうとしていた音楽のライブだ」と感じられて涙…。
2/2は「Look Back in Anger」と「Art Decade」もやったみたいですね。
2/2は午後にまたBOWIE IS展のカフェでボウイ仲間の方々にお会いして、★のタトゥーシールを分けて頂いて顔に貼ったり、写真撮りまくったり、楽しくしてからトリビュートライブの会場へ。
Mike Garsonのピアノから始まり、全編彼のMCでサクサク進行。
休みなしに3時間、いろんな人が出てきたけれど、これダラダラやってたら、あと1,2時間かかる内容でした。
バンドでの1曲目は「Rebel Rebel」。これはBowieの最後のツアーになったリアリティー・ツアーの1曲目で、DVDで何度も見たせいで、自分が彼のライブに行く時もなんとなくこれで始まるような想定をしていたため、ライブを観たことがない私でもすぐに「Bowieが居ない」というのがガツンと来て、涙ぐむ感じに。その後も「Life On Mars?」ではまわりでも涙の気配が濃厚…
なんですが、私は、昨日の展覧会で「Bowieは居た」、そしてDonnyのライブで「これがBowieがやろうとしてたこと」だと感じ、1曲目で「もうBowieは居ない」ということを理解したので、居ない世界を楽しむ心構えが出来ており、その後のライブのお祭り感を堪能。そもそも普通のライブと違って、「本人」がいないので、自分が歌っても別に問題ないわけです。個性で押す歌い手は出てこないし、みんな「面白いカバー」をやろうなんてしてなくて、忠実にBowieの曲を楽しませようとしてくれ…
もちろんGail Ann Dorseyが病欠だったのはとても残念だったけれど、Adrian Belewのギターと歌が、「そうか!」という本物感だったり、とても楽しい。参加したメンバーが活躍した曲が多いため、「Let's Dance」以降の曲が「Where are we now?」のみ、というバランスだったけれど、おかげで『Lodger』の曲が多い、など、なかなか不思議な構成でもあったのかもしれない。
Celebrating David Bowie highlights : Brixton Academy 8 January 2017
と、大変充実の3日間でした。
さて、私が今回はなぜBOWIE IS展で彼の実在を感じられたか、というと…
実は正月以来、吉本新喜劇のアキ(水玉れっぷう隊)にハマッているからです。
毎日Youtubeで見続けていて、生で見たい!!と切望していたのですが、いやあ、住んでる場所柄、会おうと思ってそれが実現できるまでが早かった……。
東京へ行く二日目に祇園花月で軽々と達成。
握手して、一緒に写真も撮ってもらった感想は、「アキ、小さい」でした。
173センチという身長はむしろ芸人の中では大きい方かもしれず、画面で見ていてだいたい「サイズ感」というのは分かっていたつもりだったのですが、いざ目の前にした本人の華奢な体格と優しいムードのせいで、「思っていたより小さい」と思ったのでした。
前回のボウイ展でも予想してたサイズと違った、という話を書きましたが、この直前の「アキの大きさを想像→本人を目の前に」という体験のせいで、展示してあるBowieの衣装が「ああ、こういうサイズの人なのか」というのがやっとピンと来て、ほんとにこの人は居たんだな…と実感できたのでした。
なんだか一区切りついた気がしています。