京都水無月ボウイ祭り goes on。
ミック・ロックのドキュメンタリー『SHOT!』は京都が先行公開中。
17日、初日の志磨さんゲストのトークイベント回に行きました。
公式レポートはこちらに。
ミック本人による自伝というような作りなので、都合の悪いところはそんなに描かれません。とくに女性関係はばっさりカット。
Bowieの存在は大きく、彼の脳内にいつもBowieの言葉が響いているような様を再現するような作り。
シド・ヴァレット本人が塗った床の写真がとてもかっこよかった。
この写真もミック・ロックだったとは知らなかった。
そして18日夜、METROでのDAVID BOWIE ★ NIGHTへ。
私、てっきりみんな扮装してくると思って、はりきってまたアラジン・セインの稲妻メイクして行ったら、まさかの私だけ…
せっかくなのでガンガン踊ったけど、全体通して、同じ曲が2回かかるのが多かったり、基本『Let's Dance」までしかかからない("Seven"と"Thursday's Child"のみ流れた)とか、なぜか『Hunky Dory』からはゼロとか、腑に落ちないことも幾つか。
もちろん私にとってははじめてのBOWIEで踊るイベントだったし、満喫もしました。
この日にお会いした方と後日運命の[?]再会を果たしたのが実は一番面白かったかも。
そして本日、24日はアンテルームのミック・ロック写真展会場にて、トークイベント。
90分のうち最初の30分は、80年代前半に京都の顔だった(いや、私が最も木屋町に巣くっていた2000年代もそうだった)バンさんに、当時のクラブ・モダーンでボウイと踊った話などの詳細を聞く。
次の30分は九条山のキッドさんやらの話。この辺りの話は自分でも足で調べたし、WOWOWのドキュメンタリーも見てるので、聞き流してしまいました。
最後の30分はフロアを交えて。
ここで登場した50代後半の男性が、70年代からボウイのファンで居たため、『Let's Dance』以降のボウイには本当に裏切られたと感じた、ということを熱弁。
2013年にファンになった私としては、そういう「ボウイはレッツダンス以降はダメ」っていうクリシェのせいで、長年ボウイを本気で聞こうと思えなかったのだし、そのせいで一度もライブ観られなかった、という恨みもあるんですけど!と反論したかったけど飲み込みました。
我ら渋谷系世代はほんとこの呪い、きつくかかってると思う。
(もうちょい上のBOOWY世代や、別クラスタであるイエモン世代ならば…)
しかしバンさんもこの男性の気持ちはよく解るとのこと。というのも彼も『レッツ・ダンス』以降、全く聞いてないらしいので。
今回のミック・ロックの撮影しているジギー期が好き、あとはどうでもいいって人もたくさん居るのだろうけれど、BOWIE IS展自体はそうでもなかったと思うけど、この京都ボウイ祭りにおいてはまたもあの「レッツダンス以降のボウイはダメ」っていう言説を再確認してしまったのだとしたら、ちょっと残念。