bowie note

David Bowieをキーワードにあれこれたどってみるノート。

2016-2026

 

あの衝撃の『★』から10年、そしてBowie本人が★になってから10年が経ったようです。

あまりにも強い出来事だったので、昨日のようにまざまざと思い出せるし、あれほど泣いたことはこの10年、一度もなかった。今でもスイッチがあって、何かが触れるとブワッと泣いてしまう。ボウイがいなくなったことは今でも辛い。

 

あれからトランプが2度台頭したり、コロナがあったり、日本の政治がどんどん悪くなったり、ロシアがウクライナの領土を奪おうとしていたり、イスラエルによるパレスチナのジェノサイドが進行中だったり、信じられないような大きなことがたくさん起きた。それらを振り返りながら改めて聞く『★』の凄まじさはさらに増したようにも感じる。ボウイの声、息がたまらない。

さてそんな10年目、お世話になっていた方の当然の訃報が届き、まさかボウイと同じ命日だなんて、と驚きながらもまだ全然受け止められずにいる。チェロを弾く彼の家には、楽器が演奏できる同僚たちがよく招かれ、私もヴァイオリンを持って何度も訪れ、合奏をした。ボウイが亡くなった後、「Warszawa」を演奏してみたくなり、自ら弦楽四重奏に編曲した楽譜を持参し、4人で演奏したこともあった。その時の録音が残っており、感慨深く聞いた。

 

やりたいことは、やれるうちに、ギリギリでも、やりきろう。
改めてそう思ったので、2026、私は作ります。

It's NO game

 

あっという間に放置2年のbowie note。

今日こそ書くぞ!

書こうと思ったきっかけのミュージカル『ラザルス』大千秋楽を大阪フェスティバルホールで見てからもう二週間以上経ってしまった!(と書き出してからまた時が流れ、一ヶ月前の話になっているけれどめげない。)

 

2016年の正月に『★』を聴き、衝撃を受け、

2019年の正月に原作小説(翻訳)戯曲(英語)を読み(→★)

2021年の正月にミュージカルの配信(字幕なし)を見て(→)、

「なんとなく」、しかしいまいちピンと来てなかった『LAZARUS』。
Jukebox Musicalという言い方をされる、既存曲のそれぞれがなぜこの作品に使われたのか、というあたりが特に。


そんな『Lazarus』が白井晃の演出で、日本語で上演(歌は英語)されると発表されたとき、すぐに「行こう!」とならなかったのは、やはりV系ボーカル他、日本のキャストに歌われるBowieに耐えられるか?(失礼!)というのが一番の理由。
横浜公演が始まり、Bowieファンの声を少し見てみると、少なくとも上記の心配に関しては大丈夫そうだったので、大阪のチケットを取りました。

 

フェスティバルホールの入場時、私の3階席のチケットは振り替えられ、全体がよく見える2階正面の席へ。幕はなく、開演前からステージ中央にブラウン管のテレビが重ねられてタワーを作っているのが見えている。無機的な部屋。蛍光灯の色がかっこいい。

その部屋に引きこもって、酒浸りで無為に過ごすニュートンを、かつての仕事仲間マイケルが「ごめん」を第一声として久しぶりに訪れる。仕事が恋しくないか?と聞かれてもあっさり否定するニュートン

私は生でミュージカルを見るのは初めてだったけれど、それよりも日本語のミュージカルを見るのは初めてだったので、まずは大きな違和感。セリフってこういう喋り方なんだ!アニメか海外ドラマの吹き替えのよう。これがデフォルトか...ちょっとしんどいぞ...と身構える。そして歌が始まるとやはり英語の発音にも違和感。

 

★ M1: LAZARUS by Newton

♪ This way or no way, you know I'll be free
 I 'll be free (…) Ain't that just like me

♪この道か、そうでないか、ほら、僕は自由になるだろう

  僕は自由になるんだ(…) 今の僕とは違うだろう?

*↑ステージ上の字幕で使われたものではなく、拙訳です。

 

次はニュートンの世話を仕事にするエリーその夫のザックとの会話。どうもうまくいっていない二人。エリーは不思議な雇用主ニュートンに惹かれることで現実逃避をしたい様子。

 

GEISHAが登場し、二曲目。

 

★ M2: It's No Game (Part 1) by Japanese Woman, Newton and Teenage Girls

♪ But it's No Game

♪ しかしこれはゲームではない/しかしこれはNOゲームである

 

確かにこれはヒロタミチ(といえばkimono my house)が大仰な日本語で語った曲であり、この「突然ジャポネスク」も、映画『地球に落ちてきた男』の中でレストランでニュートンが牛若丸と弁慶の対決を見る(そして大学教授と女学生のSEXが差し込まれる)シーンを思い出すし、そもそもタイトルの「No Game」のNoは能のことらしい、とかも分かっているボウイファンは、「まあそんなものか」と思って見てしまうのですが、それで良いのか…?ニュートンという人は脳内の妄想と共に生きてる、ということの極端な視覚的説明のシーンなんだろうけれど。Ivo版でも、ここは同様にゲイシャスタイルの役者がカタコト日本語で演じていたけれど、今回は、逆に流暢な日本語で見せられ、文化の盗用の盗用返し?というか、どういうつもり?...感。

 

 

★ M3: This Is Not America by Teenage Girls and "Girl"

NO

 

ここで登場した白い少女が、この曲の「NO」という歌詞を強調して歌ってくれ、私はようやくこのミュージカルのやりたいことに近づいた。少女役の豊原さんが、とても自然な発話(勿論ちゃんと舞台用だけど)で、歌詞も自然な英語の発音で、歌唱力も飛び抜けていたおかげかと。感謝。

そう、『LAZARUS』は「NO」、否定型の語りで作られた物語なのだ。ニュートンもエリーも、そしてこの少女も「今ここ」を否定し、逃げ出そうとしている。強調されるNOは、むしろその存在が「ある」ことを意識させる。否定を重ねた肯定。ミュージカルでは使われなかった『★』の最後の曲、「I Can't Give Everything Away」の歌詞、「♪ Saying no but meaning yes」に繋がる。

こんなことはボウイファンはとっくに気づいていたのかもしれないけれど。

サイモン・クリッチリー田中純は「Nothing」に注目していたけれど、この作品ではNothingという「何か」ではなく、「否定」、「存在を否定」するという意味でのNo / Notが重要。be(現在の存在)を否定するnotは論理的(?)には、過去・未来においては存在すること(肯定)を示しているとも考えられるだろう。

このレトリック。まさに「No Game」!!!「No way」!!!

 

★ M4: The Man Who Sold the World by Michael

♪ Oh no, not me

 

気づいてみたら、どの曲も歌詞のNo/ notが浮き上がってくる。

 


ところでニュートンはこの物語の主人公としてはあまりに動かない。

周りの人々の物語が彼を取り囲んで進行する。白い少女の対極である、黒い男ヴァレンタインの登場。天使と悪魔。

 

★ M5: No Plan by Girl

♪ there's no music here / no traffic here / nothing to regret / no place / not quite 

 

このミュージカルのための曲。
勿論これはプラン(計画)がない、という意味だけれど、No Gameと同様にNoという計画であると思えてくる。

Noの歌という明らかな畳みかけはここまで。

 

★ M6: Love is Lost by Valentine, Teenage Girls

どうやらマイケルはヴァレンタインに殺められた。とにかく世界を疎んでいる様子のヴァレンタイン。感化されるエリー。

 

★ M7: Changes by Elly

エリーの変化。「今」を否定し、先に進む。
彼らのセリフは英語の台本で見ると、否定(not)に満ちていることがわかりやすい。

 

★ M8: Where Are We Now? by Newton

「今」に否定を重ねて自分の居場所を見失ったニュートンが、過去の風景にから今を探す。

 

登場人物たちのストーリーは進行する。
ベンマエミというラブラブな二人組に近づくヴァレンタイン。
変化を求め、髪を青く染めたエリーは、ニュートンの「愛しい人」、メリー・ルーの服を着る。
その青い髪を真似た少女は別の少女と一緒に、メリー・ルーがニュートンと交わした最後の会話の再現を試みる。

 

★ M9: Absolute Beginners by Newton, Elly, Valentine, Teenage Girls and "Girl"

"nothing"が続出。始まり。まだ何もない「過去」。

 

★ M10: Dirty Boys by Valentine

ヴァレンタインが耳元でエリーの気持ちをえぐり続ける。

 

さらにヴァレンタインはロケットを作る少女とニュートンの元へ。ニュートンの気持ちも掻き回す。

 

★ M11: Killing a Little Time by Newton
このミュージカルのための曲。

 

★ M12: Life on Mars? by Girl

♪ her mummy is yelling "No".

 

ロケットに横たわるニュートンの傍で、窓の外、空、宇宙に想いを向けて少女が歌う。まさにこの歌はそもそも「ここ」から逃げ出したい少女の歌だった。

 

★ M13: All The Young Dudes by Ben, Teenage Girls and Maemi

浮かれた街の中で、途方にくれるエリー。そしてラブラブカップルのベンとマエミを殺害するヴァレンタイン。

背後には街のBGMとして「Sound and Vision」が。このミュージカルで唯一使われているボウイのオリジナル音源。
白と黒、赤と青。

 

★ M14: Always Crashing in the Same Car by Elly

エリーの不器用な人生への嘆き。

 

★ M15: Valentine's Day by Valentine

2/14のヴァレンタインデーには、アメリカで二度も銃乱射事件が起きている。この曲のMVでボウイは、銃規制に反対していた全米ライフル協会チャールトン・ヘストンの演説でのポーズをギターを使って模しているが、このミュージカルでは銃はナイフに置き換わっている。ボウイと言えばナイフだ。

ニュートンは「Hope」に気づく。彼の最後の希望、それが少女。

 

★ M16: When I met you by Newton, Teenage Girl

ミュージカルのための曲。かつて事故で亡くなったという少女の過去の記憶が蘇る。「成仏(?)」させるために、彼女を「殺す」ように促されるニュートン

少女を刺し殺した後、日本版ではなんと叫んだか覚えてませんが、オリジナルシナリオでは「No no no no no no....」

 

刺し殺した少女は目を開ける。

 

★ M17: "Heroes" by Newton, Marley (aka. Girl)

このミュージカル用に装いを変えた、マイナーコードのヒーローズを二人は歌い、ニュートンのロケットは旅立つ。

 

カーテンコール。
ステージにこの写真が映されると、殴られたように突然嗚咽する感じになった。人間、こんなに感情が急変するんだ、という驚き。

 

 

というわけで、文句を言いながらも、ようやくこの作品の全貌を捉えることができたので、観て良かった。これがBowieの目指した作品の完璧な形か、というと多分違うし、おそらくまだそれは達成されてないんだと思う。一度も。こうして開かれた作品であり続ける方が、無理にでもこれにBowieと芸術と死の全てを読み込み、読み解こうとするよりいいかもしれない。松岡氏のファンの方々はおそらく松岡氏を重ねて見ていただろうし、それもいいと思う。私はアート作品は、作者のことを全然知らずに触れた人にも響くものがあるというのが理想だと思っているので、今回もしボウイも松岡氏も知らずに見た人がいたら、感想を聞いてみたい。

 

と、結局全然論じずに終わってしまうけれど...

 

 

 

The Seed and the Sower

 

幸宏さんの訃報は急でびっくりして涙が出たけれど、坂本さんは、ずっと心の準備していたから、ついに来たか…という感じではあった、けれど、大いに脱力。

鈍いナイフが胸を刺したようで、血も涙もドロっとしていて、なかなか出てこない。

 

TM世代なので、YMOも坂本さんの音楽も別に「新しい」と思ったことはなく、生まれた時からそこにあった。クラシック音楽ばかりの父のレコード棚に、この3枚のレコードがあったことの理由はあって、2人のことはどうしても重ねて見てしまう。私はまさにこの団塊「弟」世代チルドレン。

 

おそらく中学生のころに、部屋から勝手に持ってきて聞いて、この中では『Summer Nerves』が好きになった。YMOのその後のアルバムとか戦メリとか聞いたのはもっと

ずっと後。

演奏を見たのは、ソロとYMOを1回づつ。あと2011年のプロジェクトFUKUSHIMAでも見た(一応オーケストラに彼も参加していたので共演したと言えなくはない)。

 

10年前にボウイにハマって再度意識するように。

そして5年前のちょうど今頃、急に坂本ブームが来た。

Ballet Mecanique - bowie note

 

とにかく今は何を言っていいか分からない。

まかれた種の多さと、そこから育ち、また種をまき…という歴史が大きすぎて。

ひとつだけ分かったことは、死は、準備していようとしてまいと、同じようにやってくるということ。

 

ボクニハ ハジメト オワリガ アルンダ
コオシテ ナガイ アイダ ソラヲ ミテル
オンガク イツマデモ ツヅク オンガク
オドッテ イル ボクヲ キミハ ミテイル
ボクニハ ハジメト オワリガ アルンダ
コオシテ ナガイ アイダ ソラヲ ミテル

 

 

 

Bye Bye Spaceboy

1年ぶりのBOWIE NOTE★

ボウイ財団公認、素材提供のドキュメンタリー映画『ムーンエイジ・デイドリーム』がようやく日本でも公開中!

昨年カンヌ国際映画祭でプレミア上映され、そして各国で上映→サントラ、DVD発売、と着々としてたけど、日本はだいぶ待たされたました。私はサントラだけは買って聞いてたけれど、映像は見ないで楽しみにしてました。

3/24、初日の公開館数は79館!

 

 

ジギー映画の時が59館だったので、増えてる!大丈夫か!?!?

今回はIMAX仕様になっているということで、大きなところが多い。

しかし私はまず、3/24の夜、行きつけの、知る限り最も音響が良いミニシアター、京都シネマへ。

 

いつもは2、3列目に座るけれど、ここは1列目、行ってみよう!と頑張ったらやっぱちょっとしんどかった。映画は本当に情報量が多くて、一聴、一読では理解しきれないボウイの言葉が次々現れ、映像もコラージュ的に紡がれ、頭パンク。早く帰ってゆっくり普通のライブ映像見たい...と切に...

全然この映画が好きになれる気配がないまま終了。

 

日曜、リベンジに向かったのはエキスポシティの109シネマ。ここのIMAXIMAX レーザーGTということで、ちゃんとIMAXの1.43:1の比率で見られる希少な会場。

入ってびっくり。足元のはるか下から、6階の高さの天井まで全部スクリーン。体感、横より縦長のスクリーンは圧倒的で、字幕の位置も、普通より上に感じられるくらい。

この2回目で1回目の評価が180度変わった!もうここまで大きいと、自分が普段生きている全方向の情報を取り込めないのと同じような、「無理です」感が自然で、世界(スクリーン)に対して私がちっぽけな存在だと納得できるので映画の見方が変わる。

(そもそも小さなスクリーンの間近で見ることと、大きなスクリーンを適切な距離で見ること、どう違うんだろう。大変興味深い。)

テンション上がって、Tシャツとか買っちゃった。

 

そして次はTOHO二条のIMAX

エキスポの後、ノーマル? IMAXは普通に横長に思える。

3回目となるとだいぶ心構えがあるので、体感時間が最も短く、何度かグッときて涙ぐんだ。

 

 

 

そもそもこの映画、関係者インタビューや、説明を省き、カオスをテーマの1つにしてはいるけれど、構成ははっきりしていて、5つの時代に分けてある。それってBBCの2013年のドキュメンタリー「FIVE YEARS」と同じ。あちらは、

YEAR ONE: 1971-1972

YEAR TWO: 1974-1975

YEAR THREE: 1976-1977

YEAR FOUR: 1979-1980

YEAR FIVE: 1982-1983

となっていて、レッツダンスまでだったけれど、こちらの映画はそこから先もあって、TIN MACHINEは黙殺するけれど、90年代はしっかりと扱い、「Hallo Spaceboy」がテーマ曲のようになっていた。

大体以下のよう。太字にした曲は、その時代のものではないのにFeatureされていた曲なので、監督がその時代を語るためのテーマを示してるのだと思う。

 

00: Opening

「Hallo Spaceboy」

 

01: ZIGGY STARDUST期

「Wild Eyed Boy From Freecloud」

「All The Young Dudes」〜「Oh! You Pretty Things」

〜LIFE ON MARS

「Moonage Daydream」

「The Jean Genie」「Love Me Do

冒頭、ニーチェを引用し、人生の基盤、神、ということをテーマにしているであろうこのジギー章に、「挿入」されている「LIFE ON MARS」は、まさに「作った神」のように思えた。

 

02: US期

「Future Legend」「Diamond Dogs」「Cracked Actor」

「Rock'n' Roll with Me」

「Aladdin Sane」

〜SPACE ODDITY

この「Space Oddity」が50歳誕生日コンサートの時の映像だというのが意外でよかった。この頃は音楽だけでなく、歌詞が本当ソウルミュージックの歌詞というのも面白い。

 

03: Berlin期

「V-2 Schneide」

「Sound and Vision

「A New Career in a New Town」

Heroes

「D.J.」

「Ashes to Ashes」

「Moss Garden」

ここは「Elephant Man」の映像がよく使われており、「Home」という言葉が強調されるけれど、この頃のボウイはHomeを離れ、異邦人として世界を旅していた。

 

04: スーパースター期

「Modern Love」

「Let's Dance」

〜Rock 'n' Roll Suicide

挿入曲「Rock'n' Roll Suicide」のストーリーそのもの。FAMEに殺されるSuper Starを描いた章。リアルタイマーじゃないから、あのスタジアムライブとか本当にあんなにボウイが人気あったって普通に信じられないんだけれど、「Let's Dance」って曲の威力、改めて、やばい。

 

05: 幸福人間期:「カオス」

〜WORD ON A WING

「Hallo Spaceboy」

「I Have Not Been to Oxford Town」

「★」

挿入曲、「Word on a Wing」の良さに気づいた!そして「Hallo Spaceboy」、タイトルに反して、歌詞では「Bye Bye」ばっか言ってる。

 

〜MEMORY OF FREE FESTIVAL

00: Ending

Starman

「Changes」

 

という構成でした。

時代を追ってるのはわかるけれど、その時代ではない映像、特にシリムンツアーのオフショット『Ricochet』の映像が、おそらく「オフで世界を旅するボウイ」を示すために多用されてる。3回見ると慣れてきたけれど、変化していく各時代のボウイが共存している中、いつもここが素であり、巣に戻ってくるみたいで、けっこう違和感あった。たとえば「Let's Dance」ではいろんな時代の踊るボウイの映像が繋げられ、「Rock 'n' roll Suicide」の手を伸ばして、というところでは、伸ばされる手の映像が繋がれる。色々な時代の。そんな観客の気持ちをわかっていたかのように、最後の曲で「I can't trace time」と歌われるのだけれど。

また、こんなにボウイの後ろ姿が使われたのは珍しいのでは。おかげで首にホクロがあることに気づいた。後ろからボウイを見ると、ボウイはこの世界をどんな風に見て、どんなことを考えてるんだろう、という想像が促される。

「Hallo Spaceboy」の多用はまだ私の中ではスッキリしてないけれど、映画のタイトルの「Moonage」、月世代と関わるのか、「Moondust」に覆われる、というフレーズが最後に現れる。

そもそも月世代とは?勝手に1969年の月面着陸で興奮した世代(=ボウイ)と思っていたけれど、どうなんだろう。

 

とりあえず、これは「ボウイの作品」ではなく、監督が恣意的に選んだボウイの言葉と映像で紡いだ、ボウイ像だということを重々承知していれば、新たな発見もあるし、楽しめる。

私たちとボウイ、ここから始まるはず。また行きます!明後日くらいに。笑

 

 

You're the starring role

先日、新作『アネット』に併せて、レオス・カラックスが来日して東京で舞台挨拶もしてくれる、というニュースを聞き、勢いでチケットをとり(争奪戦に勝利)、弾丸で池袋へ行って帰ってきました。

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私はここのところフランス語をがんばっているので、聞き取れる語もたくさんある中、目の前のカラックスがDavid Bowieという単語を発したのを聞き逃し、通訳時に気づくという大失態を犯し、反省しきりでしたが、その時はスパークスの説明として、ボウイと同じ頃、70年代に出会って聞いていた、という文脈で名前があがったのでした。つまりはカラックス本人は、自分とボウイの繋がりを皆が知っていると前提にしていて、それを説明に使っている、ということに改めて感慨深いものを感じたり。

私にとってカラックスといえば、『ホーリー・モーターズ』なのですが、その後、初期3部作も見て、ボウイとの関連に興奮していた記事がこちら→

 

 

今回、関連書籍も色々出て、いろいろアップデートされたので、少し書いておきます。

 

filmart.co.jp

 

apeople.world

 

 

フィルムアート社の方をいま読んでいるけれど、監督へのインタビューがものすごく面白い。今回の新作『アネット』で言うと、3人の登場人物が重要で、ヘンリーとアン、そしてもう一人、「指揮者」。この指揮者をカラックスはボウイに演じて欲しいとオファーしたけれど、ただもう当時、ボウイは演技をできるような状態じゃなかったようで、断られた、などのエピソードも語られています。

 

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指揮者を演じたのはサイモン・ヘルバーク。

 

いまではボウイのことを好きだった、と語ってくれているカラックスも、1992年、『ポンヌフの恋人』の後に出た頃のインタビューでは「現在のボウイに興味はない」と語っておりました。

というわけで、もう一度カラックスが使用したボウイと、その時のボウイ本人をおさらいしておこうかと。

 

 

『ボーイ・ミーツ・ガール(Boy Meets Girl)』(1983年) *日本公開は1988年

使用曲:When I Live My Dream (アルバム『David Bowie』1967年、収録)

www.youtube.com

 

この曲が欲しくてボウイにハマる前に『David Bowie』を買ったのが私の最初に買ったBowieのアルバム。私はおそらくは希有な、最初にボウイの1st アルバムを買ったボウイファン。
カラックス本人は編集盤『Images』でこの曲を知ったようだけれど。

 

現実の女性への愛と映画を作ることが直結していた(つまりいつも主演女優が当時の自分の彼女)カラックス。この曲には、

 

Tell them that I've got a dream

And tell them you're the starring role

Tell them I'm a dreaming kind of guy 

And I'm going to make my dream

Tell them I will live my dream

 

という一節も。

古川貴之さんの訳では、

 

思い知らせてやろう 僕には夢があるということを

君が僕の主演女優なんだということを

僕が夢見る男だということを

奴らに教えてやるがいい

僕はこの夢を実現するんだ

僕がこの夢をきっと叶えると

奴らに言うがいい

 

となっている。
make one's dreamの後に「come true」や「reality」がなくとも、ニュアンスとしては夢を叶える=現実化するととるのが素直なのは分かったうえで、字義通りに、夢そのものを作る、生きる、と取るのも面白い。

 

フランス語では「映画を撮る」という動詞が「réaliser」で、「現実化する」という意味でもあり、映画監督のことは「réalisateur」。
 
映画の後半、主人公Alexが語るセリフに、
 
 Les rêves formidables la nuit, je n'ai jamais cherché à les réaliser, juste à les refaire la nuit d'après.
 
というものがあり、「夜に見た途方もない夢を、ぼくは現実化しようとはしたことはない。ただ、次の夜にもう一度見るだけ。」というような意味だけれど、「夢を映画化はしない」という意味にもとれるので、「When I live my dream」からの流れで考えるとさらに面白い。
 
ミレーユがこの曲のメロディーを鼻歌で歌うシーンもあったことを、今回見直すまで忘れてた…。
 
この映画が公開された1983年のボウイ本人はというと、『レッツ・ダンス』の大ヒットからシリアス・ムーンライトツアーをしていた頃なので、知名度のホットさが最高頂の頃。
1988年の日本公開時のパンフレットでは林海象監督と詩人の八坂裕子氏の対談が載っており、八坂氏の「音楽のような映画」というより「かなり完全に音楽」という言葉を受け、林監督が、
 
「音が要らない映画なんですね。ただ音楽のセンスは悪い。『汚れた血』のときも思ったけど、ちょっとひどいな。これは中国人のロックのセンスですね。(笑)と思いますよ。『汚れた血』でもデヴィッド・ボウイを使ってたでしょう。」
 
と発言。
まあ1988年のボウイのパブリックイメージが悪かったとしても、林監督、許すまじ。
軽く中国を卑下してるのもヤな感じだな。今度、京都でお会いしたら問い詰めよう。笑
 
 
 

汚れた血(Mauvais Sang)』(1986年) *日本公開は1988年

使用曲:Modern Love(アルバム『Let's Dance』1983年、収録)

 
 
みんな大好き、ドニ・ラヴァンの疾走シーン。私も町中で走る必要があるときはこの曲を脳内再生しているけれど、映画でもフォロワーたくさん。
 
 

www.youtube.com

 

いまでは古典化したようなシーンだけれど、当時はBowie??と違和感表明している人も少なくはなかったのかも。当時の人が聞き慣れている(聞き飽きた)音楽だったとすると。私もたしかにそんな感じで『ボーイ・ミーツ・ガール』の冒頭のゲンズブールのカバーに、敢えてこれかい!という驚きがあったけれど、『ポンヌフの恋人』のパンフレットに掲載されている大沢誉志幸とライター佐藤友紀氏の対談でも佐藤氏が、「私はレオスはほんとうに好きなんですけれども、『汚れた血』の「モダン・ラブ」だけはちょっと、ズリッだったんですね(椅子から落ちそうな身振りで)」と発言。しかし大沢さんは「あれはミュージシャン界隈では結構受けていたんですよ。(…)あのミスマッチング具合が受けてたんです。(…)本当の映画的なセンスで音楽を選曲しているなって感じましたね」と反論。
さすがです、我らが大沢誉志幸!!

1986年のボウイといえば『Tonight』の後、映画『ビギナーズ』や『ラビリンス』の頃だったので、「イメージ」に惑わされた人は多かったんでしょうね…人間弱いもんだ。

 

 

ポンヌフの恋人(Les  Amants du Pont-Neuf)』(1991年) *日本公開は1992年

使用曲:Time Will Crawl(アルバム『Never Let Me Down』1987年、収録)

www.youtube.com

 

 前回見た時、このボウイの音楽は登場人物たちに優しいものではなく、厳しく突き刺さるような光と音のイメージだったけれど、チェルノブイリの事故を受けて書かれた曲らしく、そもそも警告のようなものだったのか…と。

ポンヌフの恋人』のパンフレットには佐々木敦氏による「カラックスを聴く」というテキストがあり、カラックスの音楽の3つのベクトルの1つとして「カラックスの“終生のアイドル”としてのD・ボウイ」が挙げられている。ただし「たぶんカラックスはティン・マシーンをきいたことがないか、聴いたとしても大嫌いに違いない」と断言。笑

 

この難産だった『ポンヌフの恋人』の長い撮影期間〜公開時、ボウイもティン・マシーンへ迷走中。

今ではDavid Bowieはおそらく映画で最も「特等席」を与えられて使用されているアーティストだと思われるけれど、こうなったきかっけを作ったのは、間違いなくレオス・カラックスだ。

 

 

そんなこんな、もう少し復習をしてから、再度『アネット』を見に行こうと思います。

 

 

www.youtube.com

The Legend of ZIGGY STARDUST

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今のところアレックスシネマ大津、アップリンク京都で1回ずつ、京都みなみ会館で2回鑑賞した今回の『ジギースターダスト』上映。
まだ行く予定ですが、先日出版されたこちらのジギー本を一気に読みました!

 

www.amazon.co.jp

 

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ちょうど『The Man Who Sold The World』(1970)、『Hunky Dorry』(1971)、『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars』(1972)、『Aladdine Sane』(1973)、『Pin-ups』(1973)の5つのアルバムを聞いてる間に読み終わるボリュームの、まさにその期間のDAVID BOWIEについての本。
大変面白かった!!!

売れないロッカーだったBOWIEはこの時期、一気にスターに。
Ziggyは決して彼一人が作り上げたものではなく、Mick Ronsonらバンドメンバーによって半ば偶然生み出された音楽が導いたものであって、最初から確固としたコンセプトやストーリーがあるわけではなかったというところが強調されていて、タイトルに反して神話解体が試みられていた。

 

ジギーとしての最後のライブとなった1973年7月3日のライブのセットリストは以下の通り。ただしジェフ・ベック参加パートは映像・録音ともに未公開。

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"Beethoven's Ninth Symphony" arranged and perfomed by Wendy Carlos

第一部
1. Hang on to Yourself
2. Ziggy Stardust
3. Watch That Man
4. Wild Eyed Boy From Freecloud
5. All the Young Dudes 
6. Oh! You Pretty Things
7.
Moonage Daydream
8. Changes
9. Space Oddity
10.
My Death (Jacques Brel cover) 

"William Tell Overture(Abridged)"arranged and perfomed by Wendy Carlos

第二部
1. Cracked Actor
2. Time
3.
The Width of a Circle
4. Let's Spend the Night Together (The Rolling Stones cover)
5. Suffragette City
6. White Light/White Heat (The Velvet Underground cover)
7. 
The Jean Genie (with Jeff Beck)
8.
Love Me Do (The Beatles cover) (with Jeff Beck)
9.
Around and Around (Chuck Berry cover) (with Jeff Beck)
10. Rock 'n' Roll Suicide

"Pomp and Circumstance" by Edward Elgar

映画劇場公開)『Ziggy Stardust: The Motion Picture』(1983)
サントラ)『Ziggy Stardust: The Motion Picture』(1983)

 

 

www.youtube.com

 

 

というわけで、Mick Ronsonと出会った1970年2月3日から「1980 Floor Show」が撮影された1973年10月20日までの3年半を、このジギーのツアーで演奏された曲目を赤字にしながら年表にしてみました。
ほぼ自分のために…

 

 

1970年
2月3日 Marquee ClubでMick Ronsonと初対面。
2月5日 BBC John Peel's "The Sunday Show"に出演。Mick Ronsonも参加。
            → 【The Hype】 Bowie(V) Ronson(G), Tony Viscount (B), John Cambridge(D)
2月22日 The Round House Spring FestivalにThe Hypeで出演し、初ライブ。
3月25日 BBC Andy Ferris "Sound of the Seventies"に出演し、The HypeWaiting For The Man」「The Width Of A Circle」「The Wild Eyed Boy From Freecloud」「The Supermenを披露。→『THE WIDTH OF A CIRCLE』(2021) 
John Cambridge(D)解雇
4月 代わりに "Woody" Woodmansey(D)が起用され、レコーディング。

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 3rd Album『The Man Who Sold The World』
発売日:1970年11月4日(US盤・左)、1971年4月10日(UK盤・右)
1. The Man Who Sold The World
2. All The Madmen
3. Black Country Rock
4. After All
1. Running Gun Blues
2. Saviour Machine
3. She Shook Me Cold
4. The Man Who Sold The World
5. The Supermen

8月 【The Hype解散。

 

1971年
1月、 Ronson(G), Visconti (B), Woodmansey(D) +Benny Marshall (V)でバンド【Ronno】を結成。シングル「4th Hour Of My Sleep」を発売するも売れず、ロンソンとウッディーは地元Hullに帰る。
1月23日〜2月18日 Bowie、プロモーションのため、初めてアメリカへ。
2月13-14日   ハリウッドのスタジオでBowie一人で10曲ほどデモを録音。
2月14日  個人パーティーに参加、弾き語りにて「All The Madmen」「Space Oddity」「Amsterdam」「Hang On To Yourself」を披露。
2月25日 Trident Studios(Luxembourg Studios?)でMoonage Daydream」「Hang On To Yourselfを録音。→Freddie Burrettiとのユニット【The Arnold Corns】の名義で5月にシングルリリース。
4月23日   Trident Studiosで「Rupert The Riley」「The Man(→Lightning Frightening)」「How Lucky You Are」を録音。Ken Scottと出会う。

5月〜 Viscontiが抜け、Trevor Bolder(B)が加入した【Ronno】とデモ音源を録音。
5月 ロンドンで山本寛斎のファッション・ショーを見て、「因幡の白兎」を購入。
6月3日 BBC John Peel's "In Concert"に出演し、【Ronno】+Marc Carr Pritchard(G), Geoff Alexander(B, V)、Geroge Underwood(V)、Dana Gillespie(V)、Queen BitchBombersSupermenLooking For A Friend」「Almost Grown」(Chuck Berry)、「KooksSong For Bob Dylan」「Andy Warhol」「It Ain't Easy」(Ron Davis)を演奏。この後、バンドメンバーはBowieの住むHadden Hallに引っ越す。

6月23日 Grastonbury Festivalに弾き語りで出演し、「Oh You Pretty Things」「Kooks」Changes」「Amsterdam」「The Supermen」「Memory of A Free Festival」「Sonf For Bob Dylanを演奏。
7月 レコーディング
9月8日 RCAとの契約のため、NYへ。パーティーLou ReedIggy Popに出会う。 
9月14日 Andy WarholのFactory訪問。
9月〜 レコーディング
11月 Trevor BolderがBowieのヘアカット。
12月 Suzy Fussey(→Ronson) がBowieのヘアカット。

 

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 4th Album『Hunky Dory

発売日:1971年12月17日
1.  Changes
2.  Oh! You Pretty Things
3.  Eight Line Poem
4.  Life on Mars?
5.  Kooks
6.  Quicksand
1.  Fill Your Heart (Biff Rose cover)
2.  Andy Warhol
3. Song for Bob Dylan
4. Queen Bitch
5. The Bewlay Brothers

 

1972年
1月〜 レコーディング続く。
1月18日 『時計仕掛けのオレンジ』を鑑賞し、夜、ジギーのジャケ写真撮影。
1月22日 「ゲイ」発言のあるインタビューの掲載されたメロディーメーカー発売。
1月29日〜 UK Tour のウォーミングアップとしてAylesburyにてアコースティックライブ。その後8ヶ月で64公演。(2/10,11,12,14,18,23,24,25,26,28, 3/1,4,7,14,17,21,24, 4/9,20,21,29,30, 5/3,6,7,11,12,13,14,19,23,25,27, 6/2,3,4,6,7,8,16,17,19,21,24,25, 7/1,2,8,15, 8/19,20,27,30,31, 9/1,2,3,4,5,6,7)と、イギリス各地でライブ。

2月7日 BBC TV "The Old Grey With Whistle Test"にてOh, You Pretty Things」「Queen Bitch」「Five Yearsを演奏。
3月 Bowie、髪をオレンジに染める。
3月17日 写真家Mick Rockと出会う。4月に自宅でフォトセッション。
4月9日 Mott The Hoopleのライブを初めて見る。バンドへ「All The Young Dodes」を提供し、5月14日、Olympic Studioで録音。→

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5th Album『The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars

発売日:1972年6月6日
1. Five Years (1971年11月15日録音)
2. Soul Love (1971年11月12日録音)
3. Moonage Daydream (1971年11月12日録音)
4. Starman (1972年2月4日録音→72年4月28日シングルリリース)
5. It Ain't Easy
1. Lady Stardust (1971年11月12日録音、デモの録音は71年1月)
2. Star
3. Hang On to Yourself
4. Ziggy Stardust (1971年11月11日録音)
5. Suffragette City
6. Rock 'n' Roll Suicide (1972年2月録音)

 

6月26日John, I'm Only Dancing録音。
6月30日 マネージャーのTony Defriesが「メインマン」を設立。
7月5日 BBC TV "Top of the Pops"に出演、「Starman」を演奏。翌日放映され、話題に。
7月8日 Royal Festical Hallでのチャリティーイベントに出演。ゲストのLou Reedと「White Light/White Heat」「Waiting For The Man」「Sweet Jean」を共演。高橋靖子、鋤田正義と出会う。
8月11日〜 Lou ReedTransformer』レコーディング。ボウイとロンソンがプロデュース。
8月19日、20日 大規模なRainbow Theater公演。Lindsay Kempらがゲスト出演。
9月10日 クイーンエリザベス号で渡米。
9月17日 NY着
9月18日   ツアー用ピアニストのオーディションでMike Garsonを採用。
9月22日〜12月2日 US Tour(9/22,24,28, 10/1,7,8,11,13,15,20,21,27,28, 11/1,4, 14, 17,20,22,25,26,28,29,30, 12/1,2)
10月6日 RCA Studio, NYCにて「The Jean Genie」を録音。
10月20日 Santa MonicaのライブをRCAが録音、FMで放送。→2008年公式リリース
10月24-25日 Iggy Pop & The Stoogees『Raw Power』をミックスダウン。
12月4-5日 RCA Studio, NYCにて「Drive-in Saturday」「The Prettiest Star」「All The Young Duudes」「Zion(A Lad in Vain)」録音。
12月21日 クイーンエリザベスⅡ世号で帰国。
12月24日〜 UK Tour 2 (12/24, 1/5,6,7,9)

1973年
1月3日 BBC TV "Top of the Pops"に出演しThe Jean Genieを演奏、翌日放映。
1月17日 LWT South Bank Studios "Russell Harry Plus"に出演し、Drive-in Saturday」「My Deathを演奏、1/20に放映。

レコーディング。
1月25日 クイーンエリザベスⅡ世号で渡米。
1月30日 NY着。 
1月14日〜 US Tour 2、1ヶ月で12公演(1/14,15,16,17,18,19,23,25, 3/1,2,10,12)
鋤田正義、山本寛斎、高橋靖子も参加。
2月7日 Stevie Wonderに出会う。
3月19日 オロンセイ号に乗船。
4月5日 横浜港着。
4月6日 帝国ホテルで記者会見。
4月7日 歌舞伎「鰯売恋曳網』(三島由紀夫)を鑑賞。中村勘三郎の楽屋訪問。
4月8日〜 JAPAN Tour(4/8,10,11 新宿厚生年金会館、12 名古屋市公会堂、14 広島郵便貯金会館、16 神戸国際会館、17 大阪厚生年金会館、18,20 渋谷公会堂

 

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6th Album『Alladin Sane

発売日:1973年4月13日
1.  Watch That Man
2.  Aladdin Sane (1913–1938–197?)
3.  Drive-In Saturday
4.  Panic in Detroit
5.  Cracked Actor
1.  Time
2.  The Prettiest Star
3.  Let's Spend the Night Together
4.  The Jean Genie
5.  Lady Grinning Soul

 

4月21日 横浜港よりジェルジンスキ号でウラジオストクへ。
4月24〜30日 シベリア鉄度でモスクワへ。2日間滞在。
5月2-3日 オリエント急行でパリへ。Jacque Brelに出会う。
5月4日 ホバークラフトで帰国。
5月5日 お帰りパーティーCoco Schwabと出会う。
5月12日〜 UK Tour 3、1ヶ月半で42公演(5/12,16,17,18,19,21,22,23,24,25,27,28,29,30,31, 6/1,3,4,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,18,19,21,22,23,24,25,26,27,28,29,30, 7/2,3)

5月23日 Brigton公演をBBCが取材。6/5に「Nationwide」という番組で放映。
6月14日 ステージで脚を骨折。
7月3日 Hammersmith Odeonでのジギー最後のコンサート。この日の映像はまず74年10月25日、米ABC系列で60分短縮版が放映。79年8月英エディンバラ国際映画祭にて上映。83年劇場公開、サントラ発売。84年ビデオ発売…)
8月 パリ郊外のChâteau d'Hérouvilleにて『Pin-ups』を録音。Ronson(G)Bolder(B)、Garson(Pf)は参加、Woody(D)は不参加。

10月18,19,20日 Marquee Clubにて「The 1980 Floor Show」を撮影。11/16米放映。

 

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7th Album『PIN-UPS

発売日:1973年10月19日
1. Rosalyn (original: Pretty Things)
2. Here Comes the Night (original: Them)
3. I Wish You Would (original: The Yardbirds)
4. See Emily Play (original: Pink Floyd)
5. Everything's Alright (original: The Mojos)
6. I Can't Explain (original: The Who)
1. Friday on My Mind (original:  The Easybeats)
2. Sorrow (original: The Merseys)
3. Don't Bring Me Down (original: Pretty Things)
4. Shapes of Things (original: The Yardbirds)
5. Anyway, Anyhow, Anywhere (original: The Who)
6. Where Have All the Good Times Gone (original: The Kinks)

 

 

Ziggyツアーセットリストに入った曲
(1972年2月10日~1973年7月3日)

Aladdin Sane (1913-1938-197?)
All The Madmen
All The Young Dudes
Andy Warhol 
Changes
Cracked Actor
Drive-In Saturday
Eight Line Poem 
Fill Your Heart
Five Years
Hang On to Yourself
John I'm Only Dancing
Memory of a Free Festival
Moonage Daydream
Lady Stardust
Life on Mars?
Looking for a Friend 
Oh! You Pretty Things
Panic in Detroit
Queen Bitch
Quick Sand
Rock 'n' Roll Suicide
She Shook Me Cold 
Song for Bob Dylan
Soul Love (Live debut)
Star
Starman
Suffragette City
Sweet head
The Jean Genie
The Man Who Sold the World
The Prettiest Star
The Supermen
The Width of a Circle

Time
Watch That Man
Wild Eyed Boy From Freecloud
Ziggy Stardust

 

Around and Around (Chuck Berry cover) 
Amsterdam (Jacques Brel cover)
Buzz the Fuzz (Biff Rose cover) 
Fill Your Heart (Biff Rose cover) 
Get a Job (James Brown cover) 
Hot Pants (James Brown cover)
I Can't Explain (The Who cover)
I Feel Free (Cream cover) 
I'm Waiting for the Man (The Velvet Underground cover)
Let's Spend the Night Together (The Rolling Stones cover)
My Death (Jacques Brel cover)
Sweet Jane (The Velvet Underground cover) 
This Boy (The Beatles cover)
White Light/White Heat (The Velvet Underground cover)

 

 

34 ZIGGY IN A DAY

75歳のお誕生日や久しぶりのボックスのこともまだ書けてないけれど、ちょっと調べててびっくりしたのでこちらの表を作成。

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何度も映画館でも見ているジギー映画が、現在、再上映を大々的に行っており、私の住むエリアでは今週末から開始するのですが、全国59館での上映が予定されており、来週は21館で毎日34回上映…ちょっと大丈夫?スパイダーマンと間違ってない???

 

ということで上記のようにタイムスケジュールを表にしてみたところ、朝一ボウイは香川ソレイユ・2の9:30のボウイ。一番遅いボウイはシネ・リーブル神戸の21:15のボウイ。22:55終了。つまり、来週は朝9時半から夜の11時まで、日本のどこかのスクリーンに常にジギーが降臨している。

 

まあ、Bowieはいつも心の中にいるのだけれど!