映画『LIFE!(原題:The Secret Life of Walter Mitty)』見てきました。
「Space Oddity」が使われているというのを聞いて期待して行ったら、予想以上に絡んでて満足。Arcade Fireなども印象的に使われているけれど、「Space Oddity」に関してはBGMではなく物語の中で実際に奏でられるし、それを機に、最初は主人公をバカにするために引用されていた歌詞が、プラスの意味に転じるという大変重要な扱いでした。
(→その重要なシーンはこちらにアップされているけれど、完全ネタバレしてるので、映画を見る予定の方は決して見られませんよう。)
歌については以前(Can you hear me, major Tom ? - bowie note)で書きました。一応、名声を背に孤独な世界へ漂い出て行く「トム少佐」の歌だと理解しているのですが、この映画のポジティブな解釈もとても良いし、こうして歌の意味が変わって、色んな人のストーリーとして増えて行くのだなあ、ということが感慨深い。
子どもたちによる「Space Oditty 」
The Langley Schools Music Project - Space Oddity ...
おまけ:「Space Oddity」の歌詞をどれだけ覚えているかGAME。
→ Can you name the lyrics to David Bowie's 'Space Oddity'? - Sporcle Games & Trivia
Let's 答え合わせ。
David Bowie - Space Oddity live excellent quality ...
映画全体に関してはモテない男の妄想空想力がリア充へ、という感じの話かと想像していたんだけど、ちょっと違って、むしろ『舟を編む』に近かったような。あの映画ほどは要らないけれど、『LIFE!』にももう少し斜陽(いやもう終末)以前の仕事の描写もあったら良かったのになああ、と終わった後に思いました。
映画はグリーンランド、アイスランド、ヒマラヤの壮大な風景が惜しげもなく開かれており、それにぴったりの開放感のある曲「Wake Up!」が流れてくる。
ちょうどこの曲をArcade FireとBowieが一緒に演ってる映像があるのでそれも。
Arcade Fire & David Bowie - Wake Up | HQ ...
最終的には見て良かった!満足!という映画でした。