bowie note

David Bowieをキーワードにあれこれたどってみるノート。

Bowie "constellation"

今年はBOXセットのことが聞こえてこない。

Space OddityなどのEPボックスが4つ?ほど出たからパスなのか、あるいは本当にもう終わってしまったのか…

という2019夏ですが、Bowieを聞いてます、ここ数日。

 

 

Bowieの「つなげる力・つながる力」ってホントに格別凄いと思ってるけれど、先週はホントにびっくりした。

というのは、私がこの5月からドハマリしているアルゼンチンの俳優、Nahuel Pérez Biscayart氏が、パリのオデオン座で来年春に舞台"La Ménagerie de verre(ガラスの動物園)"に出る、というニュースをよくよく辿ってみたら…

なんと、演出がIvo van Hove...

 

このナウエルさんことNahuel Pérez Biscayartについては、好き過ぎてもう日々、Nahuel noteで情報をまとめているのですが、まさかこんなところでBowieに繋がるとは全然想像できてなかった。

パリが3〜4月、クレルモン・フェランとアントワープでも5月に公演があるので、なんとしても観に行くつもりです。

 

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それにしても私の特に好きなものを布置していくと、Bowieを真ん中に置くしかない、というか、Bowieがいれば私の見ている世界はホントに繋がるなあ…と、夏休みの勢いで作った図…

 

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DAVID BOWIE in RUSSIA

しらーーーーっと半年ぶりに書きます。

この半年、BOWIE熱は高め維持なんですが、なかなか書けないまま…

ボウイ生活を振り返ってみると…

 

1月)Ziggy Stardust映画をZeppで見る。

  『地球に落ちてきた男』原作を読む。

2月)吉田寮で『三文オペラ』を見る。

      ブレヒト繋がりで「水死した娘の歌」のこと、ローザ・ルクセンブルクのことを調べようとしていたところ、イギリス映画『God's Own Country』にドハマリし、脱線。

3月)映画『ノーザンソウル』を見て、Bowieとノーザンのこと調べようと思いながら、放置。

4月)映画『ビサイドボウイ』を見る。これはとても面白かった。

   本気の十連休。隣のロシアこと、ウラジオストクへ小旅行。

5月)映画『BPM ビート・パー・ミニット』にドハマリ。主演のNahuel Pérez Biscayartにもドハマリ(現在進行形)。

6月)久しぶりに七尾旅人のワンマンへ、京都磔磔。Diamond Dog Tシャツを着ていき、「David Bowie on the Moon」を聞く。

 

という感じでした。

特筆すべきはウラジオストク、もちろん。

元々気になっていた街だし、たぶんBowieも訪れたのではないかと推測。

ジギーツアーで横浜港を出て、シベリア鉄道でイギリスへ、という何となく情報は共有されていたけれど、調べて見ると、ちょっと微妙。

というのは横浜を出たフェリックス・ジェルジンスキー号が着いたのはウラジオストクではなくナホトカ港。

こちら↓↓↓に詳しい。

jp.rbth.com

 

確かにナホトカからシベリア鉄道に乗るなら、車か何かで移動して、最寄り駅は「ウゴリナヤ」。

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きっとウラジオストクまで一旦行っていたのではないか、という推測は当たっていて欲しい…

 

というのも今回私はウラジオストク国際空港からウラジオストク駅までアエロエクスプレスに約1時間だけ乗ったのだけど、これはウゴリナヤは上記のように通らない。

シベリア鉄道の端っこ、Bowieの通った線路を辿ったと信じたいので、ウラジオストクでのボウイの足跡が欲しかったのだけれど…

 

空港駅。これに乗りました。
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列車は二重ガラス。

いかにもロシアの農村風景を抜けると、海沿いを走り、とても景色が良い。

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今はウラジオストク駅はアエロエクスプレス用に専用駅を設けているけれど、シベリア鉄道の方はこの豪華な駅舎。最近改修してきれいになってしまってる。

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Bowie、というかZiggyシベリア鉄道旅は20世紀で一番ロマンチックな旅の一つに思える。

www.barks.jp

 

 

こちらの記事ではその後のBowieとロシアの関係も。

www.rbth.com

 

1)『The Next Day』のインスピレーションは現代ロシア史。

…確かに「I'd Rather Be High」にはナボコフが出てきた。

2)ボウイはロシアを3度訪問している。

…上記の1973年4月~5月、次はIggy Popと一緒に訪れた1976年4月。最後は96年のモスクワでのコンサート。

など。

 

 

初めてのロシアは妙にリラックスしたし(私が東欧の雰囲気に慣れているせいか)、絶対そのうち私もシベリア鉄道を横断したいと固く誓った帰り道、乗り換えのインチョン空港で聞くBowieの音楽はとても胸に染み、地球、楽しい、と謎に規模の大きなことを感じたのでした。

 

 

 

LAZARUS, THE MAN WHO FELL TO EARTH

今年のBOWIE WEEK(1/8と10がある週)は、映画を見に行きました。

1/9はZEPP NAMBAまで絶響上映の『ジギースターダスト』。

これ、もう寺尾さんの新訳で映画館で見るの、3度目?4度目?なのだけれど、やはりとても面白い。知ってるつもりになってる歌詞にも的確な日本語訳が流れてくるのは、もう本当に「字幕」の凄さを越えて、翻訳の凄さを噛みしめざるを得ない。

音と映像に「意味」の同時性、重要。

まだ寺尾さん字幕のついたVer.はソフト化されてないので、またこれが上映されたら、絶対また行きます。

翌1/10は出町座で『地球に落ちて来た男』。

これも何度目だろう…配給が今休止中の京都みなみ会館だけど、そろそろ期限が来るらしいけれど、たぶんまたやってくれるなら、また行く。

いずれも今回とても新鮮に見られて、今までどんだけボーーっと見てたのか?私?と腹が立つほど。

 

というわけで、ついに『LAZARUS』を読もうと決意。

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買ったはいいけれど、英語だし、それよりも戯曲ってのがひっかかって全然読めてなかった。

しかし前書きはともかく、本編始まってすぐ戸惑う。

MICHAELって誰??

これはもしかして原作読んでないとダメなのか?

 

ということで、こちらもまた積ん読だった原作を読みました。

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訳がとても読みやすくて、面白く読めたのだけど、結局MICHAELは出てこなかった…

メリー・ルーが名前も年齢も違う設定だったとは!!

あとあのX線を目に当てるシーン、映画ではコンタクトが張り付いてしまうだけだったのが、原作ではほぼ失明してしまってて衝撃。

でも基本的には原作を大事にしている映画だったことが判明。

語り手が章ごとに変化するので、いろいろな登場人物の内面も描かれる。

 

地球に落ちてきた男の孤独さは、特殊で共感できないものではない。

昨夏、生まれた甥が、当初、この星の重力にも慣れず、昼と夜があることにもまだ気づかず、周囲の様子をどれくらい分かっているのか、不自由さが凄くて、一体どこの星からお越しになりました?と思っていたのが半年たって、だんだん我々に似てきている。

私もきっと最初は宇宙人だったのが、こうしてここに馴染み過ぎてしまっただけなんだと思う。最初はどんな使命を持っていたのか、もう忘れてしまった。

 

Bowieがなぜ『ラザルス』という続編を作ったのか。

自分の一番の「イメージ像」になったニュートンの救済は、DAVID BOWIEの救済だったのか…

と、最初の目的に立ち戻って『ラザルス』を読もうとしているのだけど、ミュージカルゆえ、歌詞がたくさん出てきて、この文脈にちゃんと合わせて歌詞を捉え直さないといけないのかとなると易々とは読めず…。

むしろこれはBOWIEが自分の楽曲を録音物という絶対性から解放して残すための試みだったのかな、とも思えてきた。観客はきっと自分が「知ってる曲」が俳優たちによって歌われるとき、自分も歌いたくなるだろうし、「曲」は新たな文脈に置き換えられるだろう。

 

と、ここは難航していますが、1年以上前にTaschenからでていた写真集をようやく購入。

さすがTaschen!

このボリュームで2000円ちょっととは素晴らしい。

 

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かわいい写真も多かった。

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Thank you for your Birthday

Bowie様

お誕生日、おめでとうございます。

贈り物をもらってばかりで恐縮です。

まだ少ししか見られてないけれど、BOWIE ISのARアプリ、すごいです。

 

 

お誕生日、ありがとうございます。

 

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WHERE ARE WE NOW? ---HERE I AM !!

2019年という信じられないような数字の年になったらしいですが、元号含め、「目盛り」のことはどうでもいいじゃないか、というようなことを、私はそういや学部卒業の際に頼まれて寄稿した文章に書いた。トーマス・マンを引用して。

 

とりあえず手を挙げると「めでたい」感じがする。

足も上げてる人もいますが。

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新年からだいぶ落ちてるのだけど、ここは先輩方を見習って諸手(足も)挙げていこう。

 

来週のBOWIE WEEKを前に昨日、ドキュメンタリー『Five Years』を最初だけ再生してみたら「Where Are We Now?」のボーカルだけVer.が使われており、ぐっときてしまう。それで『THE NEXT DAY』を聞いたら、これまで私の中の好きなアルバムランキングでは真ん中あたりに位置してたアルバムだったのが、急にすごく好き!と思えてきた。

私は2013年にこの曲が出たときは、Bowieにハマる前だったので、彼が10年も新曲を出してないこととか知らなかったので、へ〜まだやってるんだ、くらいに思ったのみだったけれど、この曲を「復活」として聞いたファンの気持ちを思うと、胸の中に10年前に降り積もって汚れたまま溶けてなかった雪が徐々に溶けていくのを見るような、熱い気持ちになる。

「次」、行こう。

 

WHERE ARE WE NOW? 

 


David Bowie - Where Are We Now? (Video)

 

HERE I AM

NOT QUITE DYING !!!

 


David Bowie - The Next Day (Explicit)

 

STRAY DOGS

本当に偶然なんだけど、前回タイトルにしたNew OrderIggy Popとコラボした曲名の複数形が、先週出た七尾旅人のアルバムタイトルだった。

 

旅人を聞き始めたのはまだ20世紀。

卓球とのコラボで名前を知って、しばらくしてから知り合ったHさんと「好きな音楽」の話をしてたら、「旅人」と言われ、気になって『Heavenly Punk Adagio』までのCD全部借りたら、だんだん旅人の声が自分の中から聞こえるようになった。

ライブも年一くらいでは見に行ってる。

 

さて、今回のアルバム『STRAY DOGS』には「DAVID BOWIE ON THE MOON」という曲が入ってる。

2016年1月2日に利き腕である右手を骨折した旅人。

左手で書いた日記テキストを元に、ぎこちない左手で作って録音した曲たちを「LEFT HAND DIARIES」としてサイトで公開してた。

この曲もそんな中の1曲。

*この辺のことは『ユリイカ』2016年4月号に詳しい。

 

「携帯電話」や、「このすべてをあげるよ」と、出たばかりのアルバムの歌詞を連想させる語句をちりばめながら、「これからは二人きり」「きみだけに」「きみとしか」と、左利きのBOWIEが語りかけてくる。

 

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さて実はあんなに楽しみにしていた『ボヘミアン・ラプソディ』が「予想内」の感想しか持てず、悲しんでいる。

私だってもっと熱狂したかった。

一緒に「We Are the Champion」と歌い、それを実感したかった。

なんではまり込めなかったか、という理由はわりと分かってるのだけど、それはまあ今は置いておく。

ともかくQueenがWeと歌うとき、そして観客も共に歌う時、その「We」は「みんな」だと思う。Freddieは「みんな」の仲間になりたかったのだろうけど、Bowieは「みんな」の中に入る必要をまず想定してないようなイメージ。

Bowieの「We」はYou and Me、Two of Usでしかない。

なんならそのYouも、Iの投影でしかないかもしれない。

 

 

そんなことを考えてると、買い遅れていた『グラストンベリー』のDVD&CDが届く。

ライブエイドのウェンブリーの観客数を1.5倍くらいにした人数が集う大イベント。

ブックレットの解説とボウイの当時の日記が面白い。

90年代をsurviveしてきたBowieが2000年に行った大事なライブ。

最初は堂々としているようで、実は恐る恐る始まったようにも見えたけれど、どんどん興が乗ってくる様子が感動的。「Starman」の時にはもう決壊してボロボロ泣いてしまった。

これだけの観客を前にしたパフォーマンスであっても、やっぱりBowieは私だけに歌いかけ、笑いかけ、寄り添ってくれてるような、そんな気になったりもする。

久しぶりに私の座右の銘(?)であるカフカの「私は終わりであるか、あるいは始まり」を思い出した。20年経っても私はこの不安感とともに生きてる。

 

 


David Bowie - Ziggy Stardust live at Glastonbury 2000.

 

 

 

STRAY DOG

私が我慢している間にQUEENの映画は大ヒットしているようで、くぅー、とまだ我慢しながらStonesに足をつっこんだりして、危険!と思っていたら、やってきた心の曇天。

それはもうじゃああれでしょう。

と、JOY DIVISIONを久しぶりに聞き出したらスッッとハマる。

部屋のアンプ交換後、まだちゃんと聞いてなかったCDがイチイチ良すぎ問題。

 

さらに数年前にダビングしたドキュメンタリー(2007)をやっと見て、どっぷり。


"Joy Division" documentary Trailer

 

一番よく聞いてた頃はまだBowieもIggyもちゃんと聞いたことなかったので、こんなにもIanに2人の影があったのか、と驚く。

ここはBowie "note" なので、整理。

 

 

1976年6月4日(金)、BernardとPeter Hookが地元マンチェスターのFree Trade HallでSex Pistolsピストルズにとって初めてのロンドン以外でのライブ)を見て衝撃を受け、バンドを結成。観客は全部で42人。

 

この時の話は映画『24 Hour Party People』にも。


THE GIG THAT CHANGED THE WORLD

 

Virgin Recordに出した「ボーカル募集」の広告を見たIan CurtisがBernardに電話してくきてバンドに加入。

 

1977年1月14日 David Bowie『Law』発売。

 

3月18日 Iggy Pop『The Idiot』発売。

 

2015年のBarnardのインタビューを参照すると…

ニュー・オーダー、ダンスロックへの回帰に成功した内部事情 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

 

BernardがIanの家に寄った際に、『The Idiot』を聞かされる。

そのすぐ後にIggyのマンチェスターライブにみんな行く。

 

*この辺は記憶違いなのか、IggyのIdiotツアーのマンチェスター公演は3月3日なので、アルバム発売日より後。あるいは秋にもまたIggyは同会場(Apollo)でライブをしているので、そっちのことなのか…

もしこの3月のライブを見ているのなら、キーボードはBowieだったはず。

 


Iggy Pop The Passenger Live Manchester Apollo 1977

 

BuzzcocksのPete ShelleyとマネージャーRichard Boonはバンド名としてStiff Kittensを提案するも、『Law』の曲名からとって、Warsawとする。

5月29日 Warsaw デビューライブ(the Electric Circus)

対バンはBuzzcocksとPenetration、John Cooper Clarke。

 

前にまとめた1977年あたりの話。

1977年 Part1. - bowie note

1977年 Part2. - bowie note

1977年 Part3. - bowie note

Love, love will tear us apart again - bowie note

 

 さて。

1976年のPistolsと同じほど衝撃を受けたらしい1977年のIggyライブから38年経って、IggyがNew Orderのアルバムにゲスト参加していたことに、なぜか今まで気づいていなかったことが判明。

Joy Divisionはともかく、しばらくNew Orderを全然聞いてなかったので、2015年の新譜も買ったものの、気分じゃない、と寝かしていたので…

驚き。

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そしてこんな共演も。

 


Transmission - Joy Division

 


"Love Will Tear Us Apart" by Iggy Pop & Bernard Sumner of New Order at Carnegie Hall

 

 

Ian、ホントこれ天国から見て笑ってただろうな。

そして天国に旅立ったばかりのPete Shelleyも。