bowie note

David Bowieをキーワードにあれこれたどってみるノート。

Baby Loves That Way

雨の日曜。

そろそろ5月が終わってしまう。

昨日ははじめて(そして最後に)リアルタイムで入手したPrinceの『HITnRUN phase2』の日本盤を聴いて興奮(DLではなくCDで聞いて音がいいのはもちろん、なんというか「声」の魅力が凄くて)、さらに岡村ちゃん幸福ツアー千秋楽に想いを馳せ…のはずだったのですが、昨夜の「映像の20世紀」のせいか、久々にBOWIE波にがっつり襲われ、聞き続けています。

 

先週(先々週?)は『地球に落ちて来た男』の爆音上映というのがあり、同時上映の『すべての若き野郎ども』というモット・ザ・フープルのドキュメンタリーも見てきました。

まずMott。


映画「すべての若き野郎ども / モット・ザ・フープル」予告編

 

爆音上映、最高。

そしてこの映画もとても面白かった。

もちろんMottのステージにBowieがいるって映像だけで涙出るのだけど、

(↓4:11〜から)


Mott the Hoople meet David Bowie

 

とにかくこのバンドがプロデューサーGuy Stevensの頭の中を体現したものである、ということをメンバー自身がすごく強調するのだけれど、さらにこのイカれた天才Pや、救済の天使であるBowie、Mick Ronsonのスゴ腕ぶりなどばかりが語られ、「ただの音楽好き」の「普通の人間」であることを主張する、お腹の出たメンバーたち。

(イアンだけはスター感が満ちてるけれど)

そしてそんなMottが若い熱狂的ファンをたくさん持っていたことを語る、Mick Jones(ファン)。笑

Mick Jones、一言も「クラッシュ」とか「ロンドン・コーリング」とか言わなかったのがすごい良かった(もちろん話したけどカットされただけかもしれないけど)。

いやあ、興味沸きまくりでした。

Mottのブレイク前の暗いアルバム、聞いてみよう。

 

そして『地球に落ちて来た男』。

私はこの映画は『ベルベット・ゴールドマイン』公開時に京都みなみ会館で『ジギー・スターダスト』と一緒に公開されたのを観ているはず。

覚えてるのは目からコンタクト?を外すシーンだけだったけど。

その後、近年はもちろん入手したDVDを何度も観ており、「超良くできた〈カルト映画〉」と認定していたのですが、爆音上映、すごい。

全編を覆う「変な音」が際立つことで、再認識。

ああ、変な映画!!

マジメに理解しようとすると全然「訳が分からない」と言われて終わるだろうけど、面白いと思うポイントはきっとそれぞれにめちゃくちゃある。

まずストーリーを一言でいうと、「水を求めて地球にやってきた宇宙人が、ギャルに勧められてジンにはまり、呑みすぎて帰れなくなる」だしね。

私もジンが呑みたくなって、Beefeaterを買って帰って呑んでたら、相当に頭痛。

ジンは一度には、2杯までにしたほうがいい。

 


THE MAN WHO FELL TO EARTH - Trailer

 

 

というわけで、昨年末からPrince愛にどっぷりなことは確かなんですが、Bowieノートも7冊目を作ったり別冊を作ったり、Bowiest活動も地道にやっておりましたが、今夜はそういうことよりも久々にBowie愛が炸裂しています。

いや、炸裂というより、やはり私のBowie愛は穏やかで、なんだかとにかくBowieの音楽の中にいる間は気分が良い、落ち着く、しっくりくる。