先日、著者のお一人からこの本を頂きました。
社会主義時代のチェコスロバキアにおけるロックのことなどが書かれていて、とても興味深く読み、チェコにおけるThe Velvet Undergroundの特殊な位置づけのことも再確認。いや、再考察。まだよく分からないので。
ハヴェル大統領が彼等をプラハに招いたのはVelvet Revolution直後のこと。
この辺りの事情はこちらのBlogに詳しくまとめてあった。
劇作家ハヴェルがアメリカからVUの『White Light/White Heat』(1968年1月リリース)を持ち帰ったのは1968年とのこと。(ちなみにBowieは1966年12月にVUの発売前の1stを入手したらしい)
The Plastic People of the Universeが始動するのも「1968年」。プラハの春。
Louたちがプラハを訪れた時の映像。
LouとPPUのメンバーの1990年プラハライブ。
Lou Reed & The Plastic People of the Universe
ちょうど先月はNHK『新・映像の世紀』で紹介されたDavid Bowieの1987年、ベルリンライブが紹介されたところだったので、この辺りの話はとても興味深い。
西ベルリンのReichstag(国会議事堂)の前で行われたこのライブは、スピーカーの1/4をわざと東側へ向けて設置。ここは「壁」の真横であり、ブランデンブルク門からもすぐの場所。
当時の東側の映像を見たのは初めてで驚いた。
このコンサートのDDRの若者にとっての「意義」は、うまく想像力をフル稼働させても追いつかないので、何かもっと資料が欲しいところ。
何しろこのコンサートは70年代からのボウイファンを落胆させた(らしい)アルバム「Never Let Me Down」をうけた「Glass Spiderツアー」。
私はこのアルバム自体はけっこう好きだけれど、このツアーDVDはいまだ怖くて見られてない。それはこの時のBowieが一番マッチョなロックスターを演じてるように見えて、「今の私」にはあまり意味のないものに思えるから…。
しかし以下の(私的メモを兼ねてダラダラ貼ります)このベルリンライブは遠くからのカメラなので、一観客の視点に自分を置ける。
圧倒的な豪華な舞台と、練られた演出。
「自由な世界」の「スター」を演じることは、誰にでも出来ることはもちろんない。この豪華な演出、あるいはこの2年前に参加していたLive Aidなどなど、Bowieは「有名人」になったこと、その影響力をちゃんと時宜を捉えて「利用」していた。
David Bowie: Part 2 of the "GLASS SPIDER" live concert Berlin 1987
David Bowie: Part 4 of the "GLASS SPIDER" live concert Berlin 1987
David Bowie: Part 5 of the "GLASS SPIDER" live concert Berlin 1987
David Bowie: Part 6 of the "GLASS SPIDER" live concert Berlin 1987
David Bowie: "Heroes" live in Berlin 1987
David Bowie:"Time Will Crawl" plus greetings to the people on the other side of the Berlin wall
David Bowie: Part 9 of the "GLASS SPIDER" live concert Berlin 1987
David Bowie: Part 10 of the "GLASS SPIDER" live concert Berlin 1987
David Bowie: "Fame" Live Version/Glass Spider Tour
David Bowie: Time, Blue Jean, Modern Love, live/ GLASS SPIDER tour