先日、『インサイド・ルーウィン・デイヴィス』の話で、Bob Dylanの先輩、Dave Van Ronkについて言及しましたが、Dylanが憧れた人、といえばまず名前があがるのがWoody Guthrie (1912-1967)。
このWoodyに憧れ、一時期、自分も「Woody」と名乗ってバンド活動をしていたのが、The ClashのJoe Strummer (1952-2002)。
Joeのことに関してはここに書くには、大幅にはみ出てしまう恋慕が溢れるので、敢えて我慢して、そのThe Clashの曲「All The Young Punks」の話を。
タイトルからピンとくるように、これはBowieがMOTT THE HOOPLEに提供した「All The Young Dudes」のパロディ曲。The Clashの曲は基本的にはJoeとギターのMick Jonesが書いており(歌詞は全てJoe、とのこと)、このMickがかなりMOTT THE HOOPLE好きだったらしい。
The Clash : All The Young Punks
Clash All The Young Punks in studio - YouTube
出だしのメロディにニヤっとさせられた後、サビの歌詞で涙。
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All the young punks
Laugh your life
Cos there ain't much to cry for
All the young cunts
Live it now
Cos there ain't much to die for
すべての若きパンクスども
お前の人生を笑え
涙を流すに値するようなことなどないのだから
すべての若きバカども
今を生きろ
死ぬのに値するようなことなどないのだから
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ああ、破滅的なバンド名のくせに、なんという構築的な姿勢!!!
前述のBob DylanもThe Clashのことはたいそう評価しており、アメリカでのライブには家族友人を連れて観に行ったとか。
こちらはThe Clashの楽屋を訪問したBowie。写っているのはBassのPaul Simonon。
この人 ↓
BowieによるJoe Strummer追悼コメント (2002)
Mick Jonesのラジオ番組に、なぜかプレスリーのモノマネでクリスマスコメントをしたBowie (2013)
Listen to David Bowie's Christmas Message for the BBC | News | Pitchfork
というわけで、All The Young Dudesを!!!
Mott the Hoople All The Young Dudes - YouTube