今日はDavid Bowieが初めてプロとしてレコードを出してから50年目の日!らしいです。
とはいえ、「Bowie」以前、まだDavie Jonesだったころの話なので、Officialではスルーされてるっぽいのですが、ファンサイトではばっちり↓
(追記:オフィシャルでもちゃんと!→ タイムラインの写真 - David Bowie (Official) | Facebook)
Bowieの談によると、1963年に「床屋で出会った」メンバーたち、Robert Allen (D)、Fracis Howard (B)、Roger Bluck (G)と一緒に「Davie Jones and The Kingbees」を結成。
「それは〈俺は王様蜂、ベイビー。お前の葡萄のまわりをブンブン翔ぶさ〉、というブルースの文句からとった名前だったが、さらに考えられるのは、行き当たりばったり突き合わせたところ、大半彼らのレパートリーが、アメリカのリズム・アンド・ブルースのヒット曲から成り立っていたことによるものだろう。」
(『デヴィッド・ボウイ』ジェリー・ホプキンス 著/きむらみか 訳、音楽之友社、1987年、32頁)
学校を辞めてバンドをやりながら広告会社で働いていた16歳のBowieに、父親が「マネージャー」が必要なのじゃないかと提案。そこで自らマネージャーを探して奔走したBowieが出会ったのがLeslie Connという人物。彼の手腕により、Deccaからレコードデビューが決まる。
ちょうど50年前の今日、17歳のBowieの歌声が初めてレコードになった記念すべき一枚。
「Liza Jane (Conn) / Louie, Louie Go Home (Paul Revere, Mark Lindsay)」
by Davie Jones and The King Bees (Vocalion Pop / Decca, 5th May 1964)
Davie Jones and The King Bees - Liza Jane - YouTube
Davie Jones & The King Bees - Louie Louie Go ...
発売翌日、BBCの番組『ジューク・ボックス・ジュリー』に出演。
結局、まったく売れなかったこのバンドはすぐに解散、Bowieは次のバンド、Mannish Boysに熱中していくことに。
確かにいま聞くとビートルズぽさ以外の個性はBowieのサックスだけ、とも言い捨てられる音源だけれど、本人は案外思い入れがあったようで、お蔵入りになったアルバム『TOY』でもこの曲、「Liza Jane」を入れている。
David Bowie - 13. Liza Jane - Toy Album - YouTube
当時の音源はこちらのCDに収録されています。