Louis VuittonのCMでノックダウンされたわけですが、Bowieは1980年に日本の宝酒造「純」のCMに出ていたらしく、こちらがその映像。
David Bowie on Jun Rock Japan and Vittel - YouTube
曲はこのために書き下ろされ、日本でのみシングル発売された「クリスタル・ジャパン」。
ちなみに大橋純子の『クリスタル・シティ』は1977年、クリスタル・キングの「大都会」大ヒットは1979年、田中康夫『なんとなく、クリスタル』が1980年、Grover Washington Jr.の"Just The Two of Us"が邦訳タイトル「クリスタルの恋人たち」でヒットしたのが1981年。70's→80'sの変わり目はよほど"クリスタル"な気分だったのでしょうか。
そしてこのCMは京都の正伝寺で撮影された、との情報。
行かねば!と、北へ自転車を走らせました。
映像は暗くて「どこ」なのかよく分からず、唯一の手がかりは0:20あたりに映っている縁側と庭の砂プリン(本当は富士山を模していて「向月台」というらしい)。さあ来いプリン!
正伝寺へは山門を入って静かな杉木の下を少し歩きます。昨夜の雪が残っており、本当に寒い。拝観料を払って入るとすぐに例の縁側がありました。
庭には例のプリンが…
…ない!?
見える山は遠くの「比叡山」のみ…。
本当にここで撮影されたのか不安になったけれど、このお寺自体の空気感は素晴らしく清々しく、しばしクリスタルな気分を堪能。
「純」も初めて飲んでみたところ、味気なく水のようだったけれど、そもそも彼は水を求めて火星(?)から来たのだった(→『地球に落ちて来た男』)と思い出せば納得。
(youtubeで「純」のCMと一緒に挙げられているのもミネラルウォーター「vittel」のCM(2003)だったし、この人は何かと水っぽいようだ。)