DAVID BOWIE in RUSSIA
しらーーーーっと半年ぶりに書きます。
この半年、BOWIE熱は高め維持なんですが、なかなか書けないまま…
ボウイ生活を振り返ってみると…
『地球に落ちてきた男』原作を読む。
ブレヒト繋がりで「水死した娘の歌」のこと、ローザ・ルクセンブルクのことを調べようとしていたところ、イギリス映画『God's Own Country』にドハマリし、脱線。
3月)映画『ノーザンソウル』を見て、Bowieとノーザンのこと調べようと思いながら、放置。
4月)映画『ビサイドボウイ』を見る。これはとても面白かった。
本気の十連休。隣のロシアこと、ウラジオストクへ小旅行。
5月)映画『BPM ビート・パー・ミニット』にドハマリ。主演のNahuel Pérez Biscayartにもドハマリ(現在進行形)。
6月)久しぶりに七尾旅人のワンマンへ、京都磔磔。Diamond Dog Tシャツを着ていき、「David Bowie on the Moon」を聞く。
という感じでした。
特筆すべきはウラジオストク、もちろん。
元々気になっていた街だし、たぶんBowieも訪れたのではないかと推測。
ジギーツアーで横浜港を出て、シベリア鉄道でイギリスへ、という何となく情報は共有されていたけれど、調べて見ると、ちょっと微妙。
というのは横浜を出たフェリックス・ジェルジンスキー号が着いたのはウラジオストクではなくナホトカ港。
こちら↓↓↓に詳しい。
確かにナホトカからシベリア鉄道に乗るなら、車か何かで移動して、最寄り駅は「ウゴリナヤ」。
きっとウラジオストクまで一旦行っていたのではないか、という推測は当たっていて欲しい…
というのも今回私はウラジオストク国際空港からウラジオストク駅までアエロエクスプレスに約1時間だけ乗ったのだけど、これはウゴリナヤは上記のように通らない。
シベリア鉄道の端っこ、Bowieの通った線路を辿ったと信じたいので、ウラジオストクでのボウイの足跡が欲しかったのだけれど…
空港駅。これに乗りました。
列車は二重ガラス。
いかにもロシアの農村風景を抜けると、海沿いを走り、とても景色が良い。
今はウラジオストク駅はアエロエクスプレス用に専用駅を設けているけれど、シベリア鉄道の方はこの豪華な駅舎。最近改修してきれいになってしまってる。
Bowie、というかZiggy のシベリア鉄道旅は20世紀で一番ロマンチックな旅の一つに思える。
こちらの記事ではその後のBowieとロシアの関係も。
1)『The Next Day』のインスピレーションは現代ロシア史。
…確かに「I'd Rather Be High」にはナボコフが出てきた。
2)ボウイはロシアを3度訪問している。
…上記の1973年4月~5月、次はIggy Popと一緒に訪れた1976年4月。最後は96年のモスクワでのコンサート。
など。
初めてのロシアは妙にリラックスしたし(私が東欧の雰囲気に慣れているせいか)、絶対そのうち私もシベリア鉄道を横断したいと固く誓った帰り道、乗り換えのインチョン空港で聞くBowieの音楽はとても胸に染み、地球、楽しい、と謎に規模の大きなことを感じたのでした。