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bowie note

David Bowieをキーワードにあれこれたどってみるノート。

Wham Bam Thank You Ma'am!

グラミーを逃したBowieが実はNile Rodjersに付いてきていて、Major Tomの格好でDaft Punkに混ざっていた、という妄想。

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Daft Punkが3人組に!

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はい。

さて、昨日に続いてキューブリック

『時計仕掛けのオレンジ』。イギリスの公開は'71年末らしく、ちょうどZiggyのレコーディング中だったBowieを大いに刺激。Ziggyのライブの最初と最後はこの映画で使われた電子音的なベートーヴェン第九が流されており、ライブ映画でも確認できます。そしてこれらのつなぎ衣装はこの映画の不良グループが着ていた白い上下の衣装をイメージし、しかしカラフルにしたものだそう。

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映画の不良グループたち。

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BowieのつなぎはカラフルだからむしろMajor Tomの宇宙服の方が時計仕掛けっぽいですね。このキューブリックの衣装を担当した方に会った、というブレイディみかこさんの話、面白かった。

 

『時計仕掛けのオレンジ』には原作者のAnthony Burgessが作った造語、ナッドサット語が多用されており、この不良グループを指す言葉「Droog」もその一つ。

この語をBowieはジギーの10曲目、このアルバム中もっともテンションの高い曲「Suggragette City」の歌詞で使っています。

 

またも拙訳で失礼します。

(元の詩はこちら→

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サフラジェット・シティ

Words & Music by David Bowie

 

Hey Man  なあ、一人にしてくれよ

Hey Man  なあ、ヘンリ、電話を切れよ、俺は

Hey Man  俺はちゃんとした顔をしないといけない

美しい太もものコが俺を骨抜きにしようとしてるんだ

 

Hey Man  俺の学校生活はイカれてる

Hey Man  俺の宿題は全部ドブの中さ

Hey Man  いやあ、彼女はまったく爆弾なんだ

搾り取らなきゃ気が済まないらしい、でも彼女は…そう彼女は…

 

おい、俺を頼るなよ、お前、チケット買う金もないんだろう

俺はサフラジェット・シティ(婦人参政権運動の街)から戻ってきたとこだぜ

おい、俺を頼るなよ、お前、そんな時間もないんだろう

だって俺のサフラジェット・シティはヤバいんだぜ

彼女は…すごいんだ

 

Hey Man  ああ、ヘンリー、気を遣ってあっち行けよ

Hey Man   今回ばかりはお前たちを連れて行けないよ

Hey Man   ドルーグたち、ここでつぶれんなよ

場所はない、彼女が来るんだ、ここに

 

 

Ah, Hey Man  !

Wham Bam Thank You Ma'am !(ヤってこい!)

 

 

ジギー・スターダスト40周年記念盤

ジギー・スターダスト40周年記念盤

 

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最後の言葉は「ヤり逃げ」みたいな意味だそうです。ちょっとためて叫ばれるこの部分が超かっこいい。


David Bowie - Suffragette City - YouTube

 

ジギーの中でこの曲と並んでテンションの高い「Moonage Daydream」の最後の歌詞「In-Out」も『時計じかけのオレンジ』でよく「セックス」の意味で使われている言葉。

この二曲は特にこの「ウィリアムテル」が流れて早送りで描かれるセックスシーンの勢いを受けたものであろう、という解釈が。(『デヴィッド・ボウイ詩集〜スピード・オヴ・ライフ〜』古川貴之 訳、シンコーミュージック、2002年、132-133頁)

 

『時計仕掛けのオレンジ』の3Pシーン。


flotter Dreier - Uhrwerk Ringelreihen - YouTube

 

ただしこの映画が撮られる前にキューブリック松本俊夫のATG作品『薔薇の葬列』(1969)を何度も見ていたらしく、このシーンも『薔薇の葬列』のシーンから影響を受けているだろう、とのこと。

 

松本俊夫『薔薇の葬列』(33分16秒くらいから)


薔薇の葬列 (Bara no Sōretsu) / Funeral Parade of Roses ...

 

では間接的には『薔薇の葬列』がBowieのインスピレーションだったわけか!

あの「つけまつげ」も?

ピーター先輩と呼ばせていただこう。

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