bowie note

David Bowieをキーワードにあれこれたどってみるノート。

2016 IS...

去年の年越しは一人部屋でPrinceのDVD見てたんですが、今年はどうしようか、まだ悩みながらのもうあと3時間。

 

天変地異の2016があと3時間で「去年」に!!!!

 

2016がWASになる前に、ISのうちに、2016をいっぱい刻んでおこう。

今年出た「黒い」アルバムたち。

黒いけど、暗くはない。どれも強い。

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David Bowie - Blackstar

 "★" (2016)

 


Iggy Pop - Sunday

"Post Punk Depression"  (2016)

 


Brian Eno • ‘Fickle Sun (iii) I’m Set Free’

"The Ship"  (2016)

 


Nick Cave & The Bad Seeds - 'I Need You' (Official Video)

"Skeleton Tree"  (2016)

 


Leonard Cohen - You Want It Darker (Lyric)

"You Want It Darker"  (2016)

 

今年出たカラフルなアルバムたち。

カエターノは旧譜を聞いてたのだけど、2016、来日したから。

黒いアルバムが「死」を少なからず意識しているものであるなら、こちらの方は「生」を意識していると言っても良いのかも。

もちろん表裏一体なのだけど。

Princeの最後のアルバムのピチピチぶりったら!

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Prince - Baltimore (feat. Eryn Allen Kane)

"HITnRUN phase2" (2015/2016)

 


岡村靖幸 映像作品「幸福2016」予告編

『幸福』(2016)

 


KING - The Greatest

"We Are King" (2016)

 


アラゲホンジ「でたらめ神楽」MUSIC VIDEO

『はなつおと』(2016)

 


Caetano Veloso & Teresa Cristina @ Town Hall, NYC 10/12/16

 

 

2016よ、どうか安らかに…

BOWIE CALLENDER 2016-2017

今月から怒濤の日本語ボウイ本ラッシュ!!!

まとめました。他のイベントも。

 

*12/17編集済

 

〈12月〉

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12/15
KAWADE 夢ムック「デヴィッド・ボウイ 増補新版」¥1,404

 

12/15
e-MOOK DAVID BOWIE is Official Fan Book ¥1,944


12/17
デヴィッド・ボウイ インタヴューズ 』¥3,240

 

12/20

MUSIC MAGAZINE」2月号 ¥920


12/23
ウェンディ・リー 著 『デヴィッド・ボウイ 気高きアーティストの軌跡』 ¥2,808

12/24
芸術新潮「特集 魅惑の美少年2500年史/デヴィッド・ボウイとアート

12/26
ミュージック・ライフが見たデヴィッド・ボウイ」  ¥3,204

 

★12/29

Rockin' on」2月号 ¥669


12/30
トニー・ヴィスコンティ著『トニー・ヴィスコンティ自伝 ボウイ、ボランを手がけた男』  ¥2,700

 →★1/21に変更

 

 

〈1月〉

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1/5
野中 モモ著『デヴィッド・ボウイ: 変幻するカルト・スター』   ¥907

 

1/6

写真展「Bowie: Faces」at 代官山蔦谷書店(〜2/7)


1/7

ロジャー・グリフィン著、伴野由里子訳『デヴィッド・ボウイ ザ・ゴールデン・イヤーズ』 ¥6,480

1/7

ムック「デヴィッド・ボウイとギタリスト」(シンコーミュージック)\2,160

 

1/7〜
映画『地球に落ちて来た男』一周忌 全国一斉追悼上映

 

1/7〜

映画『David Bowie Is』全国8カ所順二上

 

1/8

DAVID BOWIE IS】 at 寺田倉庫GIビル(〜4/9)


1/8
吉村栄一著『評伝デヴィッド・ボウイ 日本に降り立った異星人(スターマン) 』   ¥2,376

 

1/8

WOWOW

デヴィッド・ボウイ ジギー・スターダスト 1973
1月8日(日)夜7:00~ [WOWOWプライム]
収録日:1973年7月3日 収録場所:ロンドン、ハマースミス・オデオン

ノンフィクションW デヴィッド・ボウイの愛した京都

1月8日(日)夜8:45~ [WOWOWプライム]

洋楽主義「#118 デヴィット・ボウイ ~追悼~」

 

1/9

NHK FM今日は一日デヴィッド・ボウイ三昧

 

1/10


1/11
Walter Tevis著、 古沢嘉通訳『地球に落ちてきた男』 ¥2,700

 

1/11
デヴィッド・ボウイ読本 完全保存版 2017EDITION (別冊ステレオサウンド) 」¥1,980

 

1/11

日本盤カラーヴァイナル『Heathen』『Reality』『Reality Tour』『The Next Day』

 

1/12
Camille Paglia、 Jon Savage著、 野中モモ訳『デヴィッド・ボウイ・イズ 復刻版』 ¥7,097

 

1/13 11:00am〜1/20 5:00pm

"MUSIC VOYAGE : TALK SESSION" Donny McCaslinm Mark Guiliana, Jason Lindber

応募抽選。当選者発表は1/24までにメール。

 

1/14

映画『ジギー・スターダスト』全国ロードショー

 

★1/16

pen」2月号 特集「君はデヴィッド・ボウイを見たか」¥680

 

★1/21
トニー・ヴィスコンティ著『トニー・ヴィスコンティ自伝 ボウイ、ボランを手がけた男』  ¥2,700

 

 

〈1月末〜〉

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1/31

MUSIC VOYAGE : TALK SESSION

Donny McCaslinm Mark Guiliana, Jason Lindber

at cafe104.5

DJ Time: 7:00pm - 8:00pm, 9:00pm-10:00pm

Talk: 8:00pm-9:00pm


2/1-2/2

Donny McCaslinm Group LIVE at Blue Note Tokyo

  • [1st]Open5:30pm Start6:30pm
  • [2nd]Open8:20pm Start9:00pm

 

2/2

CELEBRATING DAVID BOWIE 

at 東京ドームシティーホール

 

2/10

写真展「Bowie: Facesat アクシスギャラリー・シンポジア(〜2/11)

 

2/17

写真展「Bowie: Facesat ブリッツ・ギャラリー(〜4/2)

 

2/22

Live Nassau Coliseum '76』『Diamond Dogs(2016リマスター)』『David Live(2016リマスタ−)』『Young Americans(2016リマスター)』『Station To Station(2016リマスター)』

 

3/27

Tobias Ruther著『ヒーローズ ベルリン時代のデヴィッド・ボウイ』 ¥3,456

Let's dance for fear

ちょっと間があきました。

先週の金曜はちょっと足を伸ばし、彦根半月舎さん(普段は古本屋?カフェ?)で行われた「かえるの学校」へ行って来ました。

 

テーマは「デヴィッド・ボウイ 潜れって言え!」。

講師は細馬宏通さん。

そう、何度かここで言及している「かえるさん」です。

念願の細馬さんのボウイ分析の会を聞き逃すわけには!!しかも「レッツ・ダンス」!!と駆けつけました。

2時間のレクチャーは「レッツ・ダンス」だけにとどまらず色々な曲に言及。

時制や語り手の変化のにじみ、という話がとても面白かったです。

質疑応答の時に、ボウイにとって「DANCE」というキーワードの重要性みたいなことをちょっとコメントしてみました。大ヒット当時、ディスコでこの曲がかかってもみんなあまり踊らずにフロアが空いたって話があったのですが、それも納得の、「踊りにくさ」を持った曲だと思っているので。

そもそも「Starman」にしても、Bowieは「踊れ!」と言いながら「踊らせること(

boogieさせる)」に関してはとても慎重。それこそが目的でありながら、それをしてはイケナイような。

まるで、見上げて憧れるべき対象でありながら、あがめられることを恐れているかのように黒という色を与えられた★の在り方のような。

 

後で細馬さんとお話していて、Kate Bushの「嵐が丘」をみんなで踊ってる動画があることを教えていただき、後で見てみました。

 

こちらは元の。


Kate Bush Wuthering Heights.

 

 

こちらがキョーレツな「みんなで」ver.


The Ultimate Kate Bush Experience - Shambush

 

 

これはすげぇ…

これは「踊らされて」ない。「踊ってみた」だ。

Kate BushとBowieの共通点はリンゼイ・ケンプの弟子ってことですが、なにかこの「変」な踊りには共通するものがあるような。

Bowieのダンスって「変」って言うと聞こえがいい(?)けど、悪く片付けると「ダサイ」と感じられる要素があるからなあ…など、考えていました。

 

ともかく、Bowieと「Dance」は大きなテーマです。

 

関連

ainocorrida.hatenablog.com

 

ainocorrida.hatenablog.com

 

 

さて、それはそうと、ついに発表されました!!!

 

「今日は一日デヴィッド・ボウイ三昧」!!!

 

細馬さんの話では「来月」放送っていう話でしたが、結局1月になったんですね。

もちろん「しりすぎてる歌」のコーナーもあるそう。

何度もリクエストした甲斐がありました…

1/9、かじりつきますRADIO!!!

note.mu

DAVID BOWIE is ★

3年目のBowie記念日です。

ainocorrida.hatenablog.com

 

 

 今見ても、何度見ても心がざわつく。


TV Commercial - Louis Vuitton - L'Invitation au Voyage - Featuring David Bowie & Arizona Muse

 

『The Next Day』に関しても、このVer.が聞けるExtra版の方が好きかもしれない。

 

というわけで、かねてより考えあぐねていたBOWIE IS展内覧会へ招待されるかも企画に参加しました。

davidbowieis.jp

 

私にとってBowieとは…

 

DAVID BOWIE is ★」 BOWIEという★は私の好きなあらゆる☆を繋いで星座を作っていたことにやっと気付いたのが、3年前の今日です。

 

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ほんとまだまだ「また繋がった!」と驚くことばかりの★の接続力です。

この写真撮るために散らかして片付けて。何やってんだか…

 

 

 

最近「繋がった!!」と思ったのは、ブラジルで、Caetano VelosoとGilberto Gilがロンドン亡命中にそれぞれ作ったアルバムのプロデューサーであるRalph Mace。彼は『The Man Who Sold The World』でムーグ・シンセを弾いていた人物。

RalphはGilのアルバムにMick RonsonをE.Guitarでゲストに迎えたり、なんとまあ私のスター達は繋がることか…と驚嘆していたのでした。

 

 

おそらくこの曲のGuitarがMick Ronsonだと思われます。


Gilberto Crazy Pop Rock

 

 

 

 

 

If Vorticists wrote Rock Music...

だんだん近づいてきたBOWIE IS展。

公式サイトではちょこちょことコラムなどが更新されています。

今日はBowieの美術コレクションの話。先日のSotherbyのオークションでは予想を遙かに超える金額で落札されていったらしいです。

 

davidbowieis.jp

 

 

ボヤボヤしていた私でしたが、ご縁あって、オークション出品作品の図録が手元にあります。(PDFはこちらで公開中)

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3冊セットの大ボリューム。

Bowieが「Own」したいという気持ちを持っていた唯一のもの。ART。

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ぼんやり眺めているだけでも面白いこの図録ですが、今日のコラムでブリティッシュ・モダン・アートが多いことが指摘されていて、なるほど〜と。

さらに、

 

彼は2年前に『ティズ・ア・ピティ・シー・ワズ・ア・ホア』をシングルとしてリリースした際、「ヴォーティシストがロック・ミュージックを作ったらこんな音になるんじゃないかな」とコメントを添えていた。

 

という指摘が。

なんと!!

この記事に書かれているコメントのことですね。

www.mojo4music.com

 

ほうほうほう、Vorticism??

 

ってことで調べてみたら、イギリスの1913〜14年に発行されていた雑誌「Blast」に関わっていた芸術家達による運動のことなんですね〜

別名、渦巻き派。

(注意:伊藤潤二の絵を想像しないように)

 

とりあえず簡潔に分かり易かったものをネットで見つけました。

「ヴォーティシズムにおけるvortex の理念とデザイン : 『 Blast』を手掛かりとして」要 真理子

http://ir.library.osaka-u.ac.jp/dspace/bitstream/11094/53335/1/jjsd57_144.pdf

 

 

渦巻きと言っても、「運動」を問題にしているのではなく、あくまでその台風の目の様なエネルギーの中心という停止状態を求める姿勢とのこと。なるほど。

そして

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B

 L

  A

   S

    T

超カッコイイじゃないか。

 

ヴォーティシズム運動についてはまだ日本語でいくらか読めるものがありそうなので、さらに勉強するとして、Bowieのコレクションにはどんなものがあったかというと…

 

Percy Wyndham Lewis:  Futuristic Figure (1912)

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David Bomberg: Ghetto Theatre Study (?), Study of Dancers for the Ghetto Theatre Series (1919)

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Christopher Richard Wynne Nevinson:  Conflict (?)

David Bomberg:  Cubist Study (1913)

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って感じで、他も多数ありました。

 

この「ART」からBowieを考えるって、まだちゃんと誰も挑んでないのでは。

とりあえず「Modern Art」のBowie記事、ちゃんと読まなきゃ…(全部手元にはあるのです…)

 


David Bowie - 'Tis A Pity She Was A Whore.

 

AMERICA

数日間で色んなことがあって、世紀が変わったな…という感じがひしひし。

まさかトランプはならんやろう、と思っていたけれど、開票始まって昼ぐらいに「これはもしや…??」って思い出してからは、二つの世界を想定して、ヒラリー大統領になって、今「自分の暮らし」に不満を抱いている人たちが更にそれを募らせ、行動していく未来が来るよりは、トランプ大統領になって「これはアカン!」と動く人々がいる未来の方が健やかな希望があるのではないか…という気になってきていたので、結果が出た時には「がんばるしかないよね」って感じに。

しっかしマジ胃が痛かった…

 

世界史の未来予想はこれでガラリと変わるのか。

アメリカとは…

と考えていたら、Bowieの「This is not America」が何度も頭の中を流れていたけれど、アメリカといえば…と、思い出して、彼が911の集会のために歌ったサイモン&ガーファンクルの「アメリカ」の歌詞をちゃんと読んでみた。

 

AMERICA  : Simon and Garfunkel

words & music by Paul Simone

 

Let us be lovers,

We'll Marry our fortunes together,

I've got some real estate

Here in my bag

 

So we bought a pack of cigarettes,

And Mrs, Wagner's pies,

And walked off

To look for America,

"Kathy", I said,

As we boarded a Greyhound in Pittsburgh,

Michigan seems like a dream to me now.

 

It took me four days

To hitch-hike from Saginaw.

"I've come to look for America".

 

Laughing on the bus,

Playing games with the faces,

She said the man in the gabardine suit

Was a spy.

I said, "Be careful,

His bow tie is really a camera".

"Toss me a cigarette,

I think there's one in my raincoat".

We smoked the last one 

An hour ago.

 

So I looked at the scnenery,

She read her magazine;

"Kathy, I'm lost", Isaid,

Though I knew she was sleeping.

"I'm empty and aching and

I don't know why".

 

Counting the cars

On the New Jersey Turnpike

They've all come

To look for America,

 All come to look for America,

 All come to look for America.

 

 

以下、拙訳です。

 

「アメリカ」

ポール・サイモン 詩・曲

 

恋人とぼく、

幸せな結婚をするんだ

バッグの中には

少し蓄えもある

 

タバコを1箱と、

「ミセス・ワグナー」のパイを買って、

アメリカ探しに

歩き出した

 

「キャシー、あのね」

ピッツバーグでグライハウンドバスに乗った時、ぼくは話した

ミシガンにいたのがもう夢のよう

 

サギノーからヒッチハイクで4日かかったんだ

「ぼくはアメリカを探しに来たんだ」

 

バスの中で笑い合い、

色んな奴らとゲームをした

彼女はギャバジンスーツの男は

スパイだって言ってた

 

ぼくは言った「気をつけろ、

彼のネクタイはカメラがついてるから」

「タバコをおくれ、

ぼくのレインコートのポケットに1本あったと思う」

だけどもうぼくたちは最後の1本を1時間前に吸い終わってた

 

それでぼくは景色をぼんやり見つめ、

彼女は雑誌を眺めた

広々とした草原に月が昇った

 

「キャシー、ぼくは迷子だ」って

眠ってる彼女に向かって言ってみた

「ぼくは空っぽ、心が痛む

なんでかは分からないけど」

ニュージャージーの高速道路で車を数える

 

彼らはみんなアメリカを探しに来たんだ

みんなアメリカを探しに来たんだ

みんなアメリカを探しに来たんだ

 


David Bowie 2002 `America´

 

 

良い曲。

歌詞は眠っているキャシーに話かける辺りから、その単純にアメリカンドリームを信じているわけではない主人公の心情がはっきり述べられるけれど、繰り返される「Look For America」という言葉は、Americaが「探す」必要のあるものであることが強調されている気がする。当たり前のようにあるものではない。「アメリカ探し」はヨーロッパ人が「新大陸」を探していたあの頃も、そして今も、相変わらず続いてる。

 

 

もう11月も半ばになり、1年で一番美しい季節になってきたけれど、去年の麗しき11月の私に「1年後にはBowieもPrinceも死んでて、大橋巨泉千代の富士も死んでて、だけど厚顔にも安倍政権はまだ続いてて、トランプがアメリカ大統領だよ。それだけじゃない。Alan VegaもLeonard Cohenも死んだ」って言ったら、正気じゃ居られないと思う。

 


Leonard Cohen - You Want It Darker (Lyric)

 

 

コーエンの新作の歌詞に出てくる「You」は、「神」ととると一番分かりやすいけれど、神は、祈れば何でも叶えてくれる、というわけではなさそうだ。

 

 

 

CAN I SEE LIFE ON MARS ?

「ねー、お母さん、どこ行ったの〜?」

「お母さんはね、夜空のお星様になったんだよ(涙を堪えて)」

 

ってヤツ、予想外に信じていた私は、「天文台一般公開」のポスターに食いついてしまいました。

宇宙の闇に目を凝らせば、BOWIE★、PRINCE千代の富士が見つかるかもしれない、と。(脳内をかけめぐるバンプオブチキン天体観測」)

 

シャトルバスで京大花山天文台に送ってもらい、まず小さい(といってもでかい)望遠鏡で月を見せてもらう。

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クレーターがはっきりくっきりで、その縁をどんな風に歩こうかなど、考えたりできる。これまで肉眼でクレーターを見たことがなかったので、かなり感動。

月に囚われた男は見えなかったけど。


映画『月に囚われた男』予告編

 

それから更に小さな望遠鏡でまた月を見せてもらったら、これもよくよく見えた。

望遠鏡の大きさ、謎。

 

しかし最後は国内3番目に大きいという45cmの直径を持つ望遠鏡の登場。

なんと108(確か)歳でバリバリ現役。

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迫力!!!

これで何を見るかは当日まで知らされてなかったのですが、行ってみると「今日は火星を見ます」と。

 

火星!火星!!やったぁ!!!!

(と、ここで宇宙空間に★を探すという当初の動機を失念)

 

ドキドキしながらみた火星は、肉眼の800倍とはいえ、表面に火星人がいるかどうかまでは分からない、ぼんやりした感じで、それは大気があるからしょうがないらしく、高望みを反省しつつ、その色がホントにジギーの髪の色だ!ってことに感激。

 

こんな感じでした。

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オレンジだね。

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ジギーとスパイダーズの出身星はなんで火星だったんだろう。

一番地球に近い惑星で、一番「誰か」居そうだという認識が共有されてたからかな。

LIFE ON MARS ?


David Bowie - Life On Mars (2016 Mix)

 

花山天文台は丸い建築がとても魅力的でした。

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天文台って良いなあ、と検索していたら、こんな天文台マニアのブログを発見。

これはそそる…。

そしてアインシュタイン塔というドイツ表現主義建築を代表する建物にKO。

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バイ。これは。

天文台はこうやって「曲線」で作るべき、と勝手ながら決めました。

 

 

さて、天文台から降りてきて向かったのは、実は前日にも訪れたロームシアター。

ここでやっている池田亮司のmatrixという作品の謎を解明したく、友人を連れて再訪。

前日は目を開けてるのと閉じてるのの差が無い暗闇の中で、私に見えたものは、私の網膜に残っている何かなのか、それとも他の人も見えるのか、というのが知りたくて。

2度目に見ても、やはり紫ぽいほんとに微かな、小さな灯りの中に影絵のようなものが見えたので、気のせいではないはず!と確信。

しかし友人は「気付かなかった」と……

ううむ…

遠くにある月も火星も、太陽の光のおかげで「見え」るのだし、音も音楽も、空気のおかげで聞こえてる。視覚も聴覚も、とても間接的なものだということが改めて不思議に思えた日でした。

 

ロームシアターの外では池田亮司の別作品が超巨大スクリーンに映される、岡崎全体が不穏な(?)音に包まれていた。

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